為替相場では、高いところで買ったり、低いところで買ったりしますよね。
高いところで買う事を「天井掴み」と言います。
低いところで買う事を「底売り」と言います。
「ここがいい」と思ってポジションを持つのは、なかなか難しい事です。
FXに慣れていなかったり、始めたばかりだったりすればなおさらですよね。
ですが、FXに慣れている人や上手くトレードができている人は、「ここ!」というポイントで売り買いをする事ができています。
今回は、この「天井」や「底」について紹介します。
相場の天井や底を捉えるシステムがあるの!?
相場の「天井」や「底」を捉える事が出来るのならば、FXで稼ぐことは容易ですが・・・
それがなかなか難しいのが、FXでもあります。
FXについて調べたり、実際にFXをしていたりすると、FXに関連した広告がよく目につくようになります。
私のところにはよく、為替相場の天井を見事に捉えました!とか天底を捉えるシステムがここにはあります!などというような広告が届くのですが、あなたのところにも届いていないでしょうか?
確かに、その広告を見てみると、HP上の参考画像ではそう見えるものが多いのですが、大抵の場合には肝心な参考画像が少な過ぎるのです。
為替相場は1年間、週末を除いてはほとんど休まず動いているにも関わらず、参考画像が少ない・・・
サイトに載せる側として考えればHPスペースの都合上で、あまり画像を載せられないのかも知れませんが、中には2~3枚の画像しか載せていないサイトもあったのです。
どれも本当の事なの?なら、このシステムを使えば、楽勝で勝てる気がする。
と、どのサイトが言っている事が本当だとすれば、そう考えてしまいますよね。
もっとも、そのトレード手法でトレードを行った結果、その時には偶然にも相場の「天井」や「底」を捉える事が出来たのかも知れませんが、果たして相場の天井や底を捉え続けられるシステムは存在するのでしょうか?
相場の天井や底を予測する事は難しい!
毎回、為替相場の天井や底を捉え続けられるトレード手法があるのならばとても魅力的ですよね?
ただ、これは経験上なのですが、為替相場の天井と底を捉え続けられるトレード手法は見た事がありません。
そもそも、そのようなトレード手法があれば、私どころかFXトレードをされている方のほとんどが今頃は億万長者になっているはずです。
ですが、そのような話も聞きませんし、実際にそのような事はないですよね。
つまり、確実に全てを確定するシステムは無く、失敗する可能性もあるという事です。
そのため、相場の天井や底を捉えたという広告の実際のところは、結果として天井や底を捉えたのであって、
毎回天井や底でエントリーや決済する事など不可能です!
忘れないためにも何度も言いますが、毎回、天井や底でエントリーする事や決済する事などは不可能なのです。
ここは非常に重要な事なのですが、この不可能な事もあるという事を書いていない=毎回天井や底を捉えているというような錯覚を与えている広告が多いのが現状です。
基本的には、天井や底を狙うトレードは難しく、リスクは高いです。
FXトレードの世界では「頭と尻尾はくれてやれ」という格言があります
FXトレードの世界においては、このように「頭と尻尾はくれてやれ!」というような言葉があるように、毎回毎回、天井や底でエントリーや決済する事など不可能なので、あなたも頭と尻尾の事は気にせず淡々とトレードしてください。
FXトレードのたびに、あまり頭と尻尾を狙いすぎていると肝心の決済ポイントを逃してしまうので、結果的に含み益→含み損という事態になりかねませんので、この事は必ず守ってくださいね。
これは、私にも何回か経験があるのですが、「含み益→含み損」で、これほど悔しい事はありません。
今ではこういった事はありませんが、昔はこうなってしまうと、知らず知らずのうちに含み益になるまで我慢してしまって、結果的に大きな損失を出すといったケースが何回もありましたのでそうならないように注意が必要です。
天井や底はトレンドを掴む事
天井や底だけで、ピンポイントの場所を掴むのは難しい事なのですが、トレンドラインのようなテクニカル分析もうまく利用する事で、ポイントを掴む事が出来るようになります。
テクニカル分析については詳しくはここでは紹介しませんが、様々な分析方法があるのでよく調べて、自分に合った分析方法を見つけ、内容を理解し、FXの取引に取り入れてみましょう。
まとめ
- 天井とは、高いところで買う事
- 底とは、低いところで買う事
基本的に、「天井」や「底」というのは、初心者には難しく、毎回天井や底での取引は不可能です。
「天井」や「底」を使いこなすためには、まずはトレンドを知る事が大切です。
自分でトレンドの向きで把握できるようになると、判断がしやすくなります。
サイトや広告に書かれてある事を、全て真に受ける必要はありませんよ。
自分が必要だと思った事は、参考にして必ずはないという事を頭に入れておきましょう。
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