スリッページとは?FXではスリッページも経費の1つです

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スリッページを理解しよう

FXトレードにはスリッページというものがあります。

 

これは、特にFX初心者の方で多いのですが、いざFXトレードを始めてからある通貨を買ったとします。

 

そして、予想通りに為替レートが動いたので、持っていた通貨を決済して、決済後に約定(注文が確定したという意味)した為替レートを確認します。

 

すると、自分が決済したはずの為替レート(取引画面に表示されていた為替レート)とは微妙に違っている為替レートで決済されていたという事があります。

 

ちなみに、この取引画面に表示されていた為替レートと約定された為替レートに違いが出ることをFX業界ではスリッページと呼んでいます

 

今回の記事では、このスリッページについて説明します。

 

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スリッページとはなんの事?

スリッページという言葉を聞いた事がある人、聞いた事はないという人がいるでしょう。

 

この言葉の意味をFXトレードをするにあたって、知っておくと良いです。

 

スリッページとは?

 

最初の方でも少し説明をしましたが、スリッページとは注文した価格と実際の約定されている価格の差=ズレの事です。

 

自身が使っている端末とFX会社のシステム間の通信や約定処理などに必要な時間の経過、相場の変動が大きい時などにスリッページが発生する可能性があります。

 

このスリッページが発生することで、利用する側が有利になる事もあれば不利になる事もあります。

 

あれスプレッドと似てる?

と思う人もいるでしょう。

 

似ているように感じるだけで、スプレッドは「売り」と「買い」の差なので違います。

 

約定時にスリップした!?

取引画面に表示されたので決算したら変わったのは何で?

FXトレードを行っていると、実際に取引画面に表示されていた為替レートが決済したら変わっていたという事がありますよね。

 

これは簡単に言えば、為替レートがスリップしてしまった事=滑ったとも言えます。

 

つまり、FX会社のシステムで起こりうるこのような現象の事を先程も出てきましたがFX専門用語でスリッページと呼んでいます。

 

そして、このスリッページですが、要は注文時に表示されていた為替レートと注文約定時の為替レートの差になります。

 

ちなみに、このスリッページは注文時に発生しますので、決済注文だけでは無く新規での注文時にも起こる事があります。

スリッページが無いといいのに

本来であれば、このスリッページは無いに越した事はありませんが、FX相場に急激な動きがあった時には多少なりともスリッページが発生する事を覚悟しておきましょう。

 

特に、大きな経済指標(米雇用統計や各国のGDPなど)の発表時には、FX会社によってはスリッページが頻繁に起こる場合がありますので注意が必要です。

 

ただ、このスリッページはFX会社が使っているシステムの強弱によるところが大きいので、

FX会社を選ぶ際にはそのFX会社が使っているシステムが強い(安定している)のかも確認しておきましょう

 

とは言っても、これは経験上絶対にスリッページが起こらないFX会社は見た事がありませんので、FXで稼ぐためには多少なりともスリッページは避けて 通れないものだと思っておいた方が良いです。

 

例えで紹介

分かりやすいように例で紹介します

例えば、米ドル円(以下USDJPY)の新規買い注文を100.00円で新規注文したとします。

 

その後注文が約定しましたが、約定値が100.02円でした。この場合のスリッページは100.02円-100.00円=0.02円になります。

スリッページに気が付かず取引で損をしてしまった

つまりこの場合には、0.02円=2pips分の損をしたという事になるのです。

 

pips→FXにおける為替レートが動いた時の最小単位の事

 

スリッページは経費の1つ

スリッページは、スプレッドと同じように、何度も起こる事で大きな金額=トレードコスト(経費)になる事があります。

 

それと同時に、スワップ金利もトレードコストになるので知っておきましょう。

スリッページは経費の1つなんだね

こうする事で、業者側にも利益があるように考えられているからです。

 

業者側に利益がなければ、FX会社も企業なので務めている社員の給料を支払えない事になってしまいます。

 

これは、FX会社を利用してFXを行っているトレーダーとして、納得しなくてはいけない事です。

 

ですが、利用者側からすれば、スリッページが少ない方がいいですよね。

 

なので、FX会社を選ぶ時には、サーバーなどのシステムが強い会社を選びましょう。

 

また、カバー先金融機関の数が多いと注文処理能力も高いと言えるので、カバー先が多いFX会社を選びましょう。

 

まとめ

スリッページとは、取引画面に表示されている注文価格と実際の約定の価格の差の事です。

 

スリッページが少ないFX会社の選び方としては、次の事が挙げられます。

  • システムが強いFX会社を選ぶ
  • カバー先が多いFX会社を選ぶ

 

スリッページがないといいのですが、発生しない口座はないのでスリッページが起こりにくい口座を選ぶ事が大切です。

 

ただ、スリッページはスプレッドと同じように経費の1つです。

 

この経費がある事で、FX会社の業者側も利益を得ているので理解した上で取引を行いましょう。

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