キャッシングの返済方法にもいろいろあります。
キャッシング審査に通らなくて困っている方が、事前対策をして審査に通って金融機関からお金を借り入れる事が出来た場合、毎月金融機関へキャッシング利用代金の支払いを行う必要があります。
まず、キャッシングは、この支払いは毎月延滞なくきちんと行わないと、今後新たな借入が出来なくなります。
契約を解除される、今後キャッシング審査に通らなくなるなど、いろいろな面で不利になる可能性が高くなるという仕組みなのです。
ですので、キャッシングでは、今後の支払いをきちんと行っていけるよう計画的に利用する必要がありますが、実はキャッシングの支払い方法にはいくつかの方法があるのです。
この支払い方法によって今後の毎月の支払額や支払い総額などが変わってくることが多々ありますので、今回の記事ではキャッシングの支払い方法について説明していきます。
キャッシングの返済方法はどんなものがあるんだろう
翌月一括払い
これはズバリ読んで字のごとく、キャッシング利用月の翌月に元金と利息を一緒に支払う方法です。
例えば、
借入額:10万円
金利:18%
利用日数:30日
という条件の場合、30日間の利用では
10万円×18%÷365日×30日=1,479円(利息)
となり、利息が1,479円なので30日後の支払い金額は
10万円(元金)+1,479円=101,479円
という計算になります。そして、キャッシングでは無利息期間内に返済する方法を除けば、この翌月一括支払いが一番利息を節約する方法になります。
元利定額リボルビング払い
この元利定額リボルビング払いですが、金融機関によっては残高スライド元利均等返済方式という名称で呼ばれている支払い方法になります。
そして、この元利定額リボルビング払いですが、毎月の利用残高に応じて毎月一定額(元金と利息)を支払っていく方法になります。
例えば、
借入額:10万円
金利:18%
返済方式:元利定額リボルビング
毎月の返済額:1万円
という条件の場合、1回目の支払額は10,000円ですがその中で元金に充当される額や支払後残高は
10万円×18%÷365日×30日=1,479円(利息)
となり、利息が1,479円なので
10,000円(毎月の返済額)-1,479円(利息)=8,521円(元金充当額)
となり、結果
100,000円(元金残高)-8,521円(元金充当額)=91,479円(支払後残高)
になります。
そして、2回目の元金充当額や支払後残高は
91,479円(元金残高)×18%÷365日×30日=1,353円(利息)
となり、利息が1,353円なので、
10,000円(毎月の返済額)-1,353円(利息)=8,647円(元金充当額)
となり、結果
91,479円(元金残高)-8,647円(元金充当額)=82,832円(支払後残高)
になります。
元金定額リボルビング払い
この元金定額リボルビング払いですが、毎月決められた元金に利息を加算した金額を支払う方法になります。
先程の元利定額リボルビング払いとの違いは、毎月の支払額が一定なのか否か?の違いになります。
例えば、
借入額:10万円
金利:18%
返済方式:元金定額リボルビング
毎月の返済額:1万円+利息
という条件の場合、1回目の支払額は
10万円×18%÷365日×30日=1,479円(利息)
となり、利息が1,479円なので
10,000円(毎月の返済額)+1,479円(利息)=11,479円(支払額合計)
となり、
100,000円(元金残高)-10,000円(元金充当額)=90,000円(支払後残高)
になります。
そして、2回目の元金充当額や支払後残高は
90,000円(元金残高)×18%÷365日×30日=1,331円(利息)
となり、利息が1,331円なので、
10,000円(毎月の返済額)+1,353円(利息)=11,353円(支払額合計)
となり、結果
90,000円(元金残高)-10,000円(元金充当額)=80,000円(支払後残高)
になります。
まとめ
結局どの返済方法が一番お得なのか?
これに関して言えば、翌月一括払いが圧倒的に利息が少なくてお得になります。
ただ、借入金額が多ければ多いほど翌月一括払い額も大きくなりますので、高額な借入の場合にはあまり現実的ではないかも知れません。
一例となりますが
借入金額10万円で金利18%で比較した場合、元金定額リボルビング払いの方が支払い回数も支払利息も少なくなります。
そして、これは借入金額10万円での話であって、借入金額が増えていけばいくほど利息も増える=この両者の差が大きくなります。
ただ、毎月の支払額が一定の方が良いのか?毎月の支払額が多少多くても利息が少ない方が良いのか?は人の現状によって異なりますので、あなたが希望する支払い方法を採用しているキャッシングを利用していただければと思います。
どちらにしろ、キャッシングを行う事は、一時的にお金を借りる代わりに、その利息を支払うことなので、貸す側が得をし、借りる側が必ず、損をする仕組みです。
そうでなければ、ビジネスとして成立しません。
お金は持っている側が、持っていない側よりも圧倒的に有利になるという仕組みです。
お金が一時的に欲しい人、お金がなくて困っている人から、金利としてお金を貸すことに付加価値をつけ、より貸しを作る、それが金融なのです。そのことを理解した上で、計画的に利用していきましょう。
コメントを残す