クレジットカードの有効期限がそろそろ切れそう!必要な手続きってあったかな?
クレジットカードの更新をする際には更新審査があるわよ!
更新にも審査があるなんてしらなかった!何を審査されるのだろう!?
普段の買い物やリボ払い、最近ではキャッシュレス決済の影響で、ちょっとした買い物にも利用されるようになり、ますます便利になったクレジットカードですが、クレジットカードには有効期限があります。
そして有効期限が切れてしまった場合には更新が必要ですが、実はこの更新にも審査があることをご存知ですか?
今回は、意外と知られていないクレジットカードの更新審査について詳しくご紹介していきます!
クレジットカードには有効期限がある
クレジットカードを持つ場合、最も重要なことは「クレジットカードの審査に通ること」です。
審査に通らなければ元も子もないですよね。
しかし、この審査には絶対や100%がありませんので、誰でも簡単に審査を通過し、クレジットカードが持てる!という訳ではありません。
もしも、無事に審査に通ったとしても、カードには有効期限があります。
この有効期限が迫ってくると、クレジットカード会社によっては自動的に更新審査が行われます。
これは考えてみれば当然のことでもし仮に、クレジットカードの有効期限が無期限であったり、また更新審査をすることなく更新済みカードを発行したりするとどうなるでしょうか。
カードの利用者はカード申込時には資力があったとしても、何年後か、または更新のタイミングには資力がなかったり、借金を負っているかもしれなかったりしているかもしれません。
このような顧客からはカードの利用代金を回収できる可能性がないですから、自社のカードを利用されてしまうと商売が成り立たなくなってしまいますよね。
信用を商売にしているクレジットカード会社としては、信用のない顧客にはカードを利用してほしくないのです。
そのため、顧客の属性や信用情報の変化を知るために、更新審査が行われるのです。
有効期限は、ご自身がお持ちのカードの表面に記載されていますので、この機に一度確認してみるといいでしょう。
更新審査のタイミングは?
更新審査の時期ですが、大抵のカード会社では、カード有効期限のおよそ1カ月前に行われています。
この審査に無事に通る事で、有効期限が更新された新しいクレジットカードがお手元に郵送されてきます。
カード有効期間が1カ月を切ったけど、新しいカードが送られてこないわ
審査に通らない場合には、更新済みカードが届かないケースがあります。
更新済みのカードが送られてこない場合は、一度利用しているカード会社に問い合わせてみるといいでしょう。
更新審査が行われているのはなぜ?
一般的に、クレジットカードの有効期限は3年程度に設定されています。
しかし、申込をしてから有効期限満了までの間に、カード利用者である顧客の属性情報や信用情報は、申込時のままでしょうか。
ちょっと思い返してみてほしいのですが、あなたは3年前と今とで、置かれている状況は同じですか、変わっていますか?
3年も月日が経てば、就職したり転職したり結婚したり・・・とちょっと考えただけでも様々なライフイベントがあり、多かれ少なかれ変化があるものと思います。
そのため、この期間に顧客の属性情報や信用情報に変化がないというのは、ちょっと考えられないですよね。
勤務先が変更したり、他社クレジットカードを利用したり、さらには他社のキャッシングの利用履歴があるなど、3年程度の期間が経てば、何かしらの変化があるというのが自然だと思います。
そして、クレジットカード会社としても、その3年後の新しい状況を審査して、利用の継続を判断したいと考えるのが当然です。
つまり、カード会社としては、顧客の現在の属性や自社及び自社以外の金融商品の利用状況を判断して、「この顧客に対して更新済みのクレジットカードを発行しても本当に大丈夫なのか!?」を考慮しながら、更新審査を行っているのです。
クレジットカード会社では、回収不能に陥るなど、顧客に万が一の事があってはいけませんので、今までは自社顧客としていたとしても、顧客の現在の状況によっては自社顧客から外れてもらいたいと考えます。
そのため、更新済みカードを発行しないという選択肢があることも、至極当然のことなのです。
カード会社としても、自社にとって好ましくない顧客に対していつまでもカードを発行し信用販売を許していては商売あがったりですし、自社にとって今後不利益になる可能性が大きいです。
したがって、更新審査の結果不合格になってしまったとしても、それは仕方のないことなのです。
更新審査の内容は?
カードの有効期限がきれそうだ!新しいカードはもらえるのかな?
現在保有しているクレジットカードの有効期限が迫ってくると、きちんと有効期限が更新された新しいカードが届くのだろうかと不安になる人もいることでしょう。
カードが使えなってしまったら不便!
またゼロから審査を受けてカードを作り直さなければいけないの!?
貯めていたポイントはどうなるの!?
今まで当たり前のように便利に利用していたカードが、更新審査の結果次第では今後使えなくなってしまう可能性があります。
貯めていたポイントだって失効してしまうかもしれません。
そのため、更新済みカードが届くまでは不安に感じる人も多いと思います。
そこで、ここでは、クレジットカードの有効期限を更新する際に行われる更新審査の内容について解説していきます。
実はなかなか知らない人も多い更新審査の内容について詳しく書いていきますので、自分のカードの有効期限がちゃんと更新されるのか不安に思っている方は、是非参考にしてください!
過去の利用状況を審査される
カードの更新審査にあたっては、更新予定のクレジットカードの過去の利用状況を審査されることになります。
具体的には、過去どのくらいカードを使用したかといった使用回数や利用金額、毎月の支払がきちんとなされてきたか、延滞・滞納・踏み倒しなどがないかといった毎月の支払・弁済状況などが総合的に審査対象になります。
そして、この利用状況が特に問題がなく良好であると判断されれば、他社における利用状況の内容についての審査を経たうえで、これにもパスをすれば、無事に晴れて更新済みのクレジットカードが発行される事になります。
過去に延滞がある・・・どうしよう
詳細はカード会社毎に違いますが、一般的に、過去に延滞が1度でもあれば絶対に更新されないというものではないようです。
延滞の回数や額、頻度といった延滞の度合いについて審査され、問題があると判断されなければカードを更新することができます。
反対に延滞状況がカード会社によって好ましくないと判断された場合には、更新済みクレジットカードは発行されず、カードは解約になってしまいます。
がーん、そんなこと知らなかったわ。更新の時になって焦っても遅いから、利用中の今から延滞などしないように気を付けなくちゃ!
また、過去の利用状況を判断される以前の問題として、そもそもほとんどクレジットカードを利用していなかった場合、更新済みクレジットカードが発行されない可能性があります。
これは実際に私も経験したのですが、有効期限が過ぎても一向に新しいカードが送られてこなかったので問い合わせたところ、「利用履歴が長期間にわたってみられなかった」ことを理由に更新がされなかったことがありました。
なるほど!カードを継続的に利用し続けたければ、利用状況に気を付けるだけではだめなのね
適度に利用を心がけなければだめなんだね!
他社の利用状況も審査される
クレジットカードの更新審査の際に見られるのは、その会社のカードの利用履歴だけではありません。
私たちカード利用者の信用情報は、顧客の個人信用情報機関に登録されています。
そのため、カード会社は審査にあたり、この情報を照会し、現在利用している自社以外の金融商品の利用状況も審査をすることになります。
したがって、このタイミングで他社の利用状況を確認することが可能となるのです。
更新したいカードの利用状況には問題ないけど、他社のカードの支払いを遅延してしまったわ・・・
自社のカードの利用状況はもちろん、他のカード会社などでの利用状況が良好であれば問題がないのは当然です。
しかし、他社の利用状況を判断された際、延滞や多額の借入などの事実が判明した場合には、これらの事実も審査の考慮要素となりますので、更新済みクレジットカードは発行されず、解約となる可能性があります。
特に、平成22年6月18日より施行された総量規制の影響により、他社からのキャッシングまたはクレジットカードのキャッシング枠が、自分の年収の1/3を超えてしまっていた場合には、更新済みクレジットカードのキャッシング枠が付与されなかったり、更新済みクレジットカードが発行されない可能性があります。
ボーダーラインは年収の1/3か!
まとめ
いかがでしたか?
クレジットカードの更新審査について押さえておいてほしいポイントは、次の通りです。
・カードには有効期限があり、継続利用には更新が必要
・更新の際には審査がある
・有効期限1カ月前に、か―ド会社によって更新審査が行われる
・審査にパスすれば自動的に更新済みのカードが送られてくる
・審査を通るためには、過去の利用状況がカギ
・他社のカードの利用情報も審査において判断される
更新したいカードの利用状況だけではなく、他社の利用状況についても判断されるので気を付けましょう。
自社及び他社において、延滞や多額の借入などのネガティブな状況が登録されていた場合には、更新済みカードが届かない可能性が非常に高くなりますので、注意が必要です!
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