キャッシングする時は「借りられてよかった〜」なんて、ホッとした気持ちの方が強いですよね。
自分に与えられたキャッシング枠は、自分の自由に使える貯金みたいに思えてきます。
コンビニのATMで簡単に借りられるもんな
でも、気づくと月々の返済額が増えていてビックリ!
そんなあなたに!
今回はキャッシングをドンドン減らせるコツをご紹介します。
自分に一番ピッタリの返済方法を探してみてくださいね!
現在の返済について考える
何社から?残金は?月々の支払い額は?
あちらこちらでキャッシングしていると見直すのもウンザリしてしまいますが、ちょっとがんばって現状を把握する作業を行いましょう。
これだけでも、不思議と返済の速度が上がることがありますよ。
広告の裏の白いところでもかまいませんので、以下の項目を書き出して一覧を作りましょう。
- キャッシングしている会社は何社か
- クレジットカードでリボ払いしている会社は何社か
- キャッシングの借入額はいくらか
- それぞれの金利は何%か
- 月々各社にいくらずつ返済しているか
- それぞれの残金はいくらか
例えば、一覧にしてみるとこのような感じになります。
会社名 |
借入額(円) |
金利(%) |
月々の返済額(円) |
残金(円) |
A 社 |
300,000 |
18 |
9,075 |
223,671 |
B社リボ払い |
500,000 |
18 |
10,000 |
400,000 |
C 社 |
500,000 |
18 |
15,125 |
476,779 |
合 計 |
1,300,000 |
18 |
34,200 |
1,100,450 |
一覧を基に現状を把握する
一覧ができたら、よ~く見てみましょう。
- 毎月トータルでいくら返済しているか
- 残金のトータルはいくらか
もし可能なら、各社で返済をした時の明細を参考にして、利息がいくらで元本がどのくらい減っているかも調べてみてください。
必死で返済してるのに、元本が半分も返せてないことがあるんだよね
利息と元本の割合を見ておくことは大切ですよ!
収入と返済額と生活レベルを比較する
収入に対して何割を返済額が占めているか
これは、単純に手取り収入に対して月々の返済額が何割を占めているかを計算します。
手取り収入とは、会社が所得税、介護保険、厚生年金、社会保険料などを差し引いて実際に振り込まれる金額の事です。
手取り15万円の方が上の一覧のようなキャッシングやリボ払いをしている場合では、約35%が返済に回っていることになります。
生活スタイルにもよりますが、手取りの1/3以上を返済額が占めると危険サインです。
あなたはどのタイプですか?
a.1/3以内である
b.1/3を超えている
なぜ1/3が基準なのか
この割合は、私が実際に375万の借金を抱えていた時の生活から割り出しました。
当時私は手取り15万円で、月々5万円の返済中、ツレと2人暮らしで、家賃や光熱費は半分ずつ出していたため負担は少なかった方でしたが、これでギリギリ何とかやりくりできる状態でした。
生活の苦しさを考える
手取りと返済額の比較は、1つの目安です。
それを割り出した上で、今のあなたの生活の苦しさを考えてみましょう。
あなたの生活状況を選んでください。
ア.貯金がギリギリできる程度の余裕はある
イ.貯金は無理だが何とか生活できる
ウ.毎月どこかにお金がないか探し回って生活している
返済額の割合と生活の苦しさから見直す方向性を考える
これまで出した内容から、返済と生活の方向性を導き出しましょう。
a+ア:余裕で返済タイプ→繰上げ返済しよう!→Aへ
a+イ:何とか返済タイプ→生活の見直し&繰上げ返済を目指そう!→AとBへ
a+ウ:無理?無駄?見直しタイプ→手取りが少ない?or無駄遣いが多い?→Cへ
b+ア:やりくり上手タイプ→おまとめ利用or繰上げ返済しよう!→AとDへ
b+イ:返済計画見直しタイプ→おまとめ利用しよう!→Dへ
b+ウ:返済困窮タイプ:全てを見直して考えよう!→Eへ
タイプ別返済攻略法
A.繰上げ返済しよう!
このタイプは、返済にも生活にもゆとりを感じる方達です。
金利を見直すために返済一本化を考えるよりも、一刻も早く完済を目指す方が近道です。
返済一本化は金利が下がりますが、まとめる前の各社の借入枠が残ると、そこから新たにキャッシングやリボ払いを始めてしまうおそれもあります。
月々3,000円でも5,000円でも良いので、繰上げ返済をしてみましょう。
毎月一覧表を更新して視覚的に残金が減るのを見ていると、どんどん減っていくのがわかるので返済が楽しみにすら感じるかもしれません。
B.生活の見直しをしよう!
現状問題はありませんが、生活の見直しで返済速度を上げられる可能性があります。
どうしてもやめたくない、減らしたくないものは、とりあえずそのままで、他に節約できる部分がないかを考えてみましょう。
小さなことから始めてみましょう!
いつもコンビニのおにぎりを買っているけれど、自分でご飯を炊いてみるとか、ペットボトルのお茶をやめて、100均の2リットルの麦茶用ボトルとお茶パックで作って持って行くとか、そんなことから始めてみませんか?
買い物するスーパーを1つにして、ポイントを貯めるのも良い方法ですよ!
大好きなことをやめずにいられるならできるかな
早速、今日から始めてみましょう!
余った分は貯金か返済に回せば、生活にゆとりが生まれるはずです。
C.手取りが少ないのか無駄が多いのかを見極めよう!
手取りの1/3未満の返済額なのに毎月の生活費が足りない場合、2つの理由が考えられます。
1.手取り額が少ない
たとえば手取りが12万円で返済額が3万の場合、確かに1/3未満ではありますが残りの生活費を考えると一人暮らしなら足りないでしょう。
その場合は返済一本化で金利を下げる(Dへ)、もしくは債務整理などの検討が必要になるかもしれません。
2.無駄遣いが多い
この場合はBを参考にして、生活の見直しをしましょう。
まずはギリギリ生活できるレベルまで上げていくのが目標です。
そこからAの繰上げ返済に持ち込みたいところです。
D.おまとめローンで返済一本化をしよう!
このタイプは、上手にやりくりしている方です。
でも、少しバランスを崩すと苦しくなります。
早めの対策も有効ですよ。
返済しながら生活ができているという点では、このまま完済までキャッシングやリボ払いをせずに過ごしていくこともできますが、借金の一本化を考えるのも1つの方法です。
一本化することで、次のようなメリットがあります。
- 金利が12〜15%ほどに下がる
- 返済日が月一になるので管理しやすい
月々の返済額が大きく変わることはありませんが、金利が下がることで利息が軽減されます。
18%の金利で50万を46回払いで返済した場合と15%の金利で同様に返済した場合とでは、最大35,000円ほど利息が減ります。
100万円以上の返済なら、10万円位減る計算です。
早く返済を終わらせる近道になりますね
借り換えができるところはどこ?
楽天銀行スーパーローン
※楽天銀行スーパーローンHPより引用
- 2020年8月25日(火)16:00までの申込みで、2020年9月15日(火)まで金利優遇措置アリ!
- 通常金利:1.9~14.5%(上記キャンペーン中は約半分に金利が減る!)
【こんな方におすすめ】
- 楽天カードなどでトラブルを起こしたことがない
- 楽天市場をよく利用する
楽天銀行はなじみのある方も多いでしょう。
Webで申込みが完結できるので、手続きもスムーズです。
東京スター銀行
※東京スター銀行HPより引用
- 返済のためだけに作られた「おまとめローン」!
- 金利12.5%
【こんな方におすすめ】
- キャッシング枠があるとつい借りてしまう
- 絶対完済したい!もうキャッシングはしたくない
この商品は「返済しかできない」ローンです。
通常だと返済した分は新たな借入枠になりますが、その枠が設けられていないのが特徴です。
18%から12.5%に金利が落ちるので、完済までの時間も短縮できますよ。
借り換えの注意点
「まとめることができる」となっているローンでも、必ず審査があります。
審査に通らないと利用はできません。
総量規制で年収の1/3までしか借りることができない規則になっているため、申込みの際は「借り換えであること」をしっかり伝えましょう。
必ず審査に通るとは保証できませんが、総量規制の枠を超えて利用するためには「借り換え」の申告が必要となります。
E.全てを一度見直そう!
このタイプになった方は、毎月とても苦労していますね。
返済の遅延で、督促の連絡を受けている人もいるかもしれないわね。
債務整理などの公的な手続きが必要なケースもあるでしょうが、「どうにか自分で何とかしたい」という人は一定の収入がある場合なら、1つ提案があります。
1ヶ月間、必要最低限の生活をしてみることです。
タバコもお酒もギャンブルも、洋服も化粧品も、何もかも「1ヶ月間だけ」徹底的に削減します。
1ヶ月って長いけれど、一生やめましょうというよりはやりやすくありませんか?
楽しみがなくなります。
でも1ヶ月の辛抱です。
この荒療治の後で、返済がどのくらい可能になるかを確認してみてください。
それでも苦しい場合は、債務整理をおすすめします。
しかし、返済が可能になるなら、そこから生活を立て直し、返済の一本化、繰上げ返済と徐々に格上げしていきましょう。
ポイ活も積極的にやりましょう!
全てが破綻する前にヤケクソになってみましょう。
必ず道は開けるはずです。
まとめ
- キャッシング返済のコツは一覧表作成から始まる
- 手取りの1/3が返済可能ライン
- 生活の苦しさも含めて現状を確認しよう
- それぞれの対策を考慮して完済と生活向上を目指そう
以前、借金に追われていた時、私は1日1,000円で元彼と自分の3食の食費や日用品などを買って生活していました。
会社で、浜で上がったばかりの釜揚げしらすを買いに行こうという話になっても、1パック500円では買うことができず惨めな思いをし、100円の靴下を買うのもためらうほどの貧乏生活でした。
でも、返済を全て終えた今、その経験はとても役に立っています。
私は今も定期的に「1ヶ月我慢生活」をして、自分の支出を見直すようにしています。
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