FXを行う時に、さまざまな通貨の名前を聞きます。
その中でもよく目につく通貨として「ユーロ」があります。
では、このユーロについて理解できているでしょうか。
ユーロってどのような特徴があるのだろう?
ユーロについてわかっているようでわかっていない事もあるかもしれません。
今回は、ユーロについて紹介してきます。
通貨の種類とは?FXトレードにおける通貨の種類と特徴を知ろう!
ユーロとは?
ユーロって何だろう?
ユーロ(EUR)というのは、欧州連合の経済通貨同盟で使用されている通貨のことです。
米ドルや豪ドルのように「この国の通貨!」という訳ではなく、さまざまな国で共通して使用されている通貨です。
ユーロの記号は「€」で、ギリシャ文字のε(イプシロン)、ヨーロッパ(Europe)のE、2本の平行線が組み合わせてデザインされています。
平行線はユーロの安定性を意味します。
ユーロは、日本やイタリア、フランス、オランダ、オーストリア、ギリシャ、スペイン、ドイツなどの国が導入しています。
ユーロ為替の特徴
ユーロ為替の特徴って何かあるかな?
ユーロの特徴は、「アンチ・ドル」の代表的通貨だということがまず言えます。
為替市場は、ドルを中心に回っていると言っても過言ではありません。
米ドルとユーロの通貨ペアであるユーロ/ドルは、世界で最も取引量の多い通貨ペアです。
「ユーロ買い=米ドル売り」または「ユーロ売り=米ドル買い」と表裏の関係にあります。
という事は「ユーロ買い材料は米ドル売り材料」であり、「ユーロ売り材料は米ドル買い材料」となるということです。
例えば、ギリシャ財政危機は「ユーロ売り材料」であり、その反面、「米ドル買い材料」となります。
ドルに何か悪い要因があると、ユーロが買われるという現象がよくあります。
また、オセアニア通貨はユーロに追随した動きを示す傾向があり、世界各国の政府が保有する外貨準備は、以前はほとんどがドルでしたが、近年ではユーロの比率が高まっています。
なので、徐々にその存在感を高めており、為替市場ではユーロ/ドルの取引量が最も多かったり、高い流動性があったりします。
ユーロ圏は、ロシア、アラブ諸国とも地理的・経済的に深い関係があります。
ユーロ圏の国々で紛争・テロなどが起きたり、経済危機懸念が高まったりするとユーロが売られやすくなるという地政学リスクも持っています。
ユーロで稼ぐためには
ユーロで稼ぐためには、移動平均線でトレンドを把握し、トレンドの方向に取引しましょう。
移動平均線というのは、チャートのローソク足の終値を平均して結んだ線のことです。
短期・中期・長期と表示すれば、視覚的に今のトレンドの方向が分かりやすいです。
例えば、上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドとなります。
複雑な値動きをしているように見えるユーロ円も、移動平均線で見れば面白いくらいトレンドの方向に沿って動きます。
また、ライン分析でエントリーポイントを見極めることも方法の1つです。
ライン分析には、チャート上へ水平に引く水平線(レジスタンス・サポートライン)や、斜めに引くトレンドラインの2種類があります。
どちらにしても移動平均線でトレンドを把握し、ライン分析でエントリーポイントを探ることで、高勝率のトレードが実現できます。
まとめ
ユーロ(EUR)というのは、欧州連合の経済通貨同盟で使用されている通貨のことです。
ユーロは、日本やイタリア、フランス、オランダ、オーストリア、ギリシャ、スペイン、ドイツなどの国が導入しています。
ユーロの特徴としては、次のような特徴があります。
- 「アンチ・ドル」の代表的通貨
- 米ドルとユーロの通貨ペアであるユーロ/ドルは、世界で最も取引量の多い通貨ペア
- 「ユーロ買い=米ドル売り」または「ユーロ売り=米ドル買い」と表裏の関係
- ドルに何か悪い要因があると、ユーロが買われるという現象がある
- 紛争・テロなどが起きたり、経済危機懸念が高まったりするとユーロが売られやすくなるという地政学リスクがある
ユーロで稼ぐためには、2つの方法があります。
- 移動平均線でトレンドを把握して、トレンドの方向に取引
- ライン分析でエントリーポイントを見極める
ユーロの特徴や稼ぐための方法を理解して、実際の取引で活用してみましょう。
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