家族カードが作れない人にはデビットカードがお勧めです
個人信用情報機関の信用情報に重大な金融事故が登録されている人は、どのクレジットカード審査にも通らない可能性が高くなります。
そのため、そのような人がカードを持つためには、「審査なし」として有名な家族カードとデビットカードの2種類になります。
ただ、家族カードはその名の通り家族がクレジットカードの本会員になっている必要があるため、家族にカードを持っている人がいなければ審査への申し込み自体を行う事が出来ません。
そんな人には、キャッシュレスでの買い物が可能なデビットカードをお勧めしますが、このデビットカード、実は2種類あるんですよね。
2種類ある＝どちらか、または両方を選択する事が可能となっていますので、今回はデビットカードについて解説します。
デビットカードとは？デビットカードのメリットとデメリットを紹介
デビットカードを持つ人が増えてきています
後払いで品物を購入することのできるクレジットカードは、毎月の支払いが終わるまでは「借金」をしているのと同じです。
審査によってクレジットカードを持つ事ができるのですが、信用度が低いだけで審査に通らないので持てないという事がありました。
「借金」は嫌だ
とか、
クレジットカードを持つことに抵抗がある
などという人にとって、嬉しいのがデビットカードです。
このデビットカードには、デビットカードとJ-Debitと言われるカードがありますが、J-Debitの方は機能に制限があります。
海外や通販サイトなどでは使えない
使える場所が少ない
という事で、J-Debitを持っている人は少ないですが、クレジットカードでは不安だけれど、カードを持ちたいという人でデビットカードを持つ人が、増えてきています。
デビットカードは誰でも持てるカードです
クレジットカードが持てないので家族カード
過去に金融事故を起こした事がある人にとっては、信用情報から事故情報が削除されない限り、キャッシュレスでの買い物は家族カードだけの一択になっていました。
そのため、家族がいない、または家族がいたとしてもその中にクレジットカードを持っている人がいなければ、ショッピングや各種サービスの利用＝ニコニコ現金払いしか出来ませんでした。
家族カードも作れないので現金を持って歩かないといけない
何を買うかわからないのでいつも大金を持っていないといけないのが大変
人から大金を持っていると狙われていそうで不安
いつも現金での支払いしか出来ないため、常に財布にはそれ相応の現金を入れておく必要があったので、セキュリティ面においては常に不安が付きまとっていた時期がありました。
そんな中、今から約十数年ほど前に、クレジットカードが作れなかったり、クレジットカードでは不安があったりするなどの人のために「VISAの国際ブランド付きのデビットカード」の発行が開始されました。
VISAブランドが付いているデビットカードが発行されたので便利になったわ
VISAブランドが付いていますので、日本はもとより世界各国のVISA加盟店での利用が可能となっており、今まで現金払いしか選択の余地が無かった人でも気軽に持つ事が出来ました。
もっとも、VISAデビットカードの申込条件は満15歳以上（中学生は除く）となっており、銀行口座を持っていれば「審査なし」で発行された事もあって、誰でも持てるカードとして徐々にその知名度を上げていきました。
デビットカードって審査もないし満15歳以上であれば誰でも持てるんだね
ちなみに、デビットカードにはキャッシュカード一体型もあるため、銀行のキャッシュカードとデビットカードという2種類の機能を1枚で使い分ける事が可能となっています。
ただ、デビットカードはクレジットカードのように商品先渡しの代金後払いや分割払いが出来ません。
なので、あらかじめ銀行の預金口座にある程度のお金を入れておく必要がありましたが、常に多くの現金を持ち歩く事と比べセキュリティ面では大いに役に立つ事が出来ました。
デビットカードにはVISAとJCBがあります
デビットカードには種類がある？
少し前置きが長くなったのですが、以前ではVISAブランドの付いたデビットカードが主流でした。
ですが、近年では日本発祥の国際ブランドJCBの付いたデビットカードも発行されています。
デビットカードの種類にはVISAとJCBの2種類があるのね
そして、VISAと言えば知らない人がいないほどカード業界のみならず一般の人にも有名であり、日本国内はもとより海外においてもVISA加盟店が多くあります。
そのため、VISAデビットカードがあれば、かなりの店舗での利用が可能です。
ただ、ここにJCBデビットカードが加わった事により、その利用シーンがさらに拡がる事になったため、現在ではVISAデビットに加えてJCBデビットも利用している人が増えてきているようです。
もっとも、JCBブランドは日本発祥の国際ブランドなので、日本国内に限って言えばかなりの加盟店がありますので、その利用シーンも増える事でしょう。
このお店ではVISAデビットカードを使おう
このお店ではJCBデビットカードを使おう
このように、現在日本で発行されているデビットカードにはVISAとJCBがあるため、その選択肢は徐々に広がりつつあります。
デビットカードが使いやすくなって嬉しい
信用情報に何らかの問題があってカード審査に通らない人にとっては、喪明けまでのつなぎとしてデビットカードが有効になると思われます。
Masterデビットカードはないのか？
クレジットカードには、Masterカードがあるけれどデビットカードにもあるのかしら？
このMasterブランドは、VISAと並んで国際ブランドとしてはかなり有名なのですが、実は現在の日本においてMasterデビットカードを発行している金融機関はほとんどありません。
以前では唯一東京スター銀行がMasterデビットカードを発行していましたが、2008年をもってデビットカード分野から撤退した後は、国内からMasterデビットカードが少なくなってしまいました。
このMasterデビットカードは、日本国内で使うというよりは、海外によく行く機会があったり、海外でよく買い物をしたりするという場合に利用されることがあります。
もっとも、現在ではVISAデビットがかなり普及されていますので、金融機関としてもMasterブランドと提携してデビットカードを発行しなくても良い状況なのでしょう。
どのデビットカードを選べばいいの？
日本だけで使うならVISAかJCBデビットカードだね
日本で使うのであれば、VISAかJCBだと紹介しましたが、初めて持つデビットカードとなると、
どのデビットカードを選べばいいのかな？
と、悩みますよね。
ただ、VISAやJCB、Masterなどの国際ブランドにはそれぞれ強みと弱みがあるため、出来れば両方のブランドでデビットカードを持ちたいという人がいるかも知れません。
という事で、現在日本国内で発行されているブランド付きデビットカードはVISAデビットとJCBデビットの2種類のみとなっていますので、今後自分が使うシーンを考えてVISAかJCBのみ、または両方のデビットカードを持つなどの判断を行って下さい。
まとめ
クレジットカードは作れない、または持つのが不安という人のためのデビットカードには、次の2種類あります。
- VISA
- JCB
どちらのデビットカードの種類を持つべきなのかは、自分の自由に選択することができます。
両方の種類を持ち、使い分けをするか、自分の使うことの多い方の種類を選びましょう。
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