審査をする時に、
審査に通った
という人もいれば、
審査に通らなかった
という人もいますよね。
必ずしも審査に通るわけでもないですし、通らないわけでもありません。
これは、何を基準にして審査されていると思われるでしょうか?
それは、個人信用情報機関の信用情報なのです。
今回は、個人信用情報機関の信用情報についてを紹介します。
この事を知っておくと、審査をする前や審査に通らなかった時の「自分の信用情報を知りたい!」と思った時に知る事ができますよ。
信用情報開示請求はどこで行うの? 個人信用情報機関の種類について!
個人信用情報機関の信用情報
これまでに、審査に通るのか不安に感じたり、審査になど申し込んでも通らなかったなどと審査に対して、疑問を持った事がないでしょうか。
審査は、個人信用情報機関の信用情報を基準に行っています。
なので、個人信用情報機関の信用情報は重要です
キャッシング審査では、個人信用情報機関に登録されている信用情報の内容(種類や登録期間)がとても重要になります。
それは、この信用情報の内容に現在または、過去の延滞や債務整理などの金融事故情報が登録されていると、審査に通る可能性よりも審査に落ちる可能性の方がはるかに高くなるからです。
そのため、もしあなたがキャッシング審査に通らない、または困っているのであれば、一度個人信用情報機関に登録されている信用情報の中身を確認した方が良いと思います。
ただ、いくら審査で信用情報の中身が重要になるとは言っても、肝心の信用情報に「どのような情報が登録されているのか?」または情報が登録されていた場合に「その情報がいつまで登録されているのか」が分からなければ、信用情報の中身を確認したところで審査に通る訳ではありません。
その理由としては、
あなたが信用情報のどの情報が審査に悪影響を及ぼすのか?
また
その情報がいつになったら削除されるのか?
が分からないと、現状から変わる事が出来ない→いつまで経っても同じことの繰り返し=いつまで経っても審査に通る事が出来ないからです。
ですので、今回の記事では個人信用情報機関に登録されている信用情報の中身とその登録期間について説明しますので、是非頭の中に入れておいていただければと思います。
個人信用情報機関とは?
信用情報を個人で開示申し込みをする事で、「開示報告書」を見る事ができます。
この報告書には、債務整理や支払いの延滞などをした場合には登録されていたり、良好な取引であれば履歴がなかったりと自分の信用取引記録を確認できます。
信用情報とは?
そもそも、信用情報とは何でしょうか?
信用情報とは、クレジットカードやローンなど契約をした時に、今や過去の信用取引に関して事故がないか、良好な取引をしているかを確認する情報の事です。
審査を申し込んだ申込者に対して、支払いができるかどうかの能力を判断するために信用情報が使われます。
各個人信用情報機関別の信用情報の種類と登録機関
個人信用情報機関には、3種類あるよ。
ここからは、現在日本にある個人信用情報機関のCIC、JICC、KSCにおける信用情報の種類とその登録機関について説明していきます。
一言で信用情報とは言っても、各個人信用情報機関で扱っている信用情報には微妙に違いがありますので、その違いも理解しておく事は、今後のキャッシング審査においても重要になってきます。
個人信用情報機関によって、信用情報の内容に違いがあるんだね。
何と言っても、この信用情報に登録されている内容によっては、各種審査に通るか通らないかのボーダーライン上に立つ可能性もありますので、各種審査における信用情報の重要度はかなり高くなります。
もっとも、信用情報に重大な金融事故情報が登録されていたら、いくら属性情報が良好であっても審査に落ちる可能性が極めて高くなる事には変わりありません。
株式会社CICの登録情報とその登録期間
申込情報について
クレジットカードや各種ローンの新規申込における支払能力を調査します。
CICの加盟会員が、CICに照会した事実をあらわす情報になり、その登録期間はCIC加盟会員の照会日より6ヶ月間
クレジット情報について
CIC加盟会員と契約者がクレジットカードや各種ローンを締結した契約の内容や支払状況をあらわす情報です。
その登録期間は、金融商品契約期間中および金融商品契約期間終了後5年間
利用記録について
クレジットカードや各種ローンの利用途上における支払能力を調査するなどのため、CIC加盟会員が照会した事実をあらわす記録になり、その登録期間はCIC加盟会員の利用日より6ヶ月間です。
株式会社日本信用情報機構(JICC)の登録情報とその登録期間
本人を特定するための情報について
氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先などの個人情報になり、その登録期間は契約内容に関する情報などが登録されている期間です。
契約内容に関する情報について
登録会員名、契約の種類、契約日、貸付日、契約金額などの情報になり、その登録期間は契約継続中及び完済日から5年を超えない期間です。
返済状況に関する情報について
入金日、入金予定日、残高金額、完済日、延滞などの情報です。
その登録期間は、契約継続中及び完済日から5年を超えない期間です。(ただし、延滞情報については延滞継続中、延滞解消の事実に関わる情報については該当する事実の発生日から1年を超えない期間)
取引事実に関する情報について
債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡などの情報になります。
その登録期間は、当該事実の発生日から5年を超えない期間です。(ただし、債権譲渡の事実に関わる情報については該当する事実の発生日から1年を超えない期間)
申込に関する情報について
本人を特定する情報(氏名、生年月日、電話番号など)、ならびに申込日や申込商品種別などになり、その登録期間は申込日から6ヶ月を超えない期間です。
全国銀行個人信用情報センター(KSC)の登録情報とその登録期間
取引情報について
各種ローンやクレジットカードなどの契約内容とその返済状況 (入金の有無や延滞・代位弁済・強制回収手続等の事実を含む)の履歴になり、その登録期間は契約期間中および契約終了日(完済されていない場合は完済日)から5年を超えない期間です。
照会記録情報について
会員(クレジットカード、各種ローン会社)が信用情報センターを利用した日や各種ローンやクレジットカードなどの申込みや契約の内容等になり、その登録期間は該当する利用日から、本人開示の対象は1年を超えない期間、また会員への提供は6か月を超えない期間です。
不渡情報について
手形交換所の第1回目の不渡、または取引停止処分などになり、その登録期間は第1回目の不渡は該当する発生日から6か月を超えない期間、また取引停止処分は該当する処分日から5年を超えない期間です。
官報情報について
官報に公告された破産・民事再生手続開始決定などになり、その登録期間は該当する決定日から10年を超えない期間です。
本人申告情報について
本人確認資料の紛失や盗難、また同姓同名別人の情報がセンターに登録されており、自分と間違えられるおそれがあるなどの本人からの申告内容になり、その登録期間は登録日から5年を超えない期間です。
これら3つの個人信用情報機関の信用情報の登録期間を見ていただければ分かりますが、いわゆる金融事故情報と呼ばれているものは5年程度登録されますので注意が必要です。
まとめ
個人信用情報機関の信用情報の種類は、3種類あります。
- 株式会社CIC:クレジットカードなどの利用履歴や取引履歴を見たい時
- 株式会社日本信用情報機構(JICC):消費者金融との取引履歴を見たい時
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC):銀行などの過去から今の取引履歴を見たい時
このように、個人信用情報機関には種類があり、それぞれに特徴があります。
審査に不安を感じているのであれば、信用情報を調べておくと良いでしょう。
もし、金融事故などの信用情報が登録されている場合には、約5年間は登録されているので新しく審査をしても通らない可能性が高いです。
ただ、審査を申し込んだ場所によって、個人信用情報機関の信用情報を開示をする場所が違うので、注意しましょう。
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