ボリンジャーバンドもメジャーなテクニカルです
FXトレードにおける代表的なテクニカルの1つでもあるボリンジャーバンド。
そして、このボリンジャーバンドですが、「バンド」という名称からも分かるように、収縮や拡大を繰り返しながら動いていくテクニカルです。
バンドの動きを読む事によって、現在及び将来の為替相場の動きを予測する事が可能になります。
バンドの動きによって現在及び将来の為替相場の動きを予測する事が可能という事は、このボリンジャーバンドの使い方を極めれば向かうところ敵なしのような感じがしますが、果たしてそんな事が可能になるのでしょうか?
そこで、今回の記事では現在及び将来の為替相場の予測が可能となるボリンジャーバンドについて、その特徴と使い方について説明します。
ボリンジャーバンドって何?
ボリンジャーバンドについて、まずは知っておきましょう。
移動平均線と標準偏差で構成されていて、移動平均を表している線とその上下に値動きの幅を示す線を加えた指標で、価格の大半が予測している変動範囲で表示されています。
次の7本の線で構成されています。
- +3σ(シグマ)
- +2σ
- +1σ
- 移動平均線
- -1σ
- -2σ
- -3σ
実際に表示されると、「±1」「±2」「±3」と3本の線となります。
つまり、ボリンジャーバンドを使う事で、株の価格がその線のどこに位置しているのかで確率論的にどれくらい偏っているのかを判断する事ができます。
ボリンジャーバンドの特徴
ボリンジャーバンドの特徴としては、次の事が言えます。
レンジ相場の場合、頻繁に売買シグナルが発生します。
ですが、1回あたりの収益は小さくなります。
トレンドが発生した場合、終値バンドをブレイクすると大きなトレンドが発生するので1回あたりの収益は大きいと言われています。
トレードにおけるボリンジャーバンドとは?
FXトレードにおけるボリンジャーバンドについて、その構成は7本と先ほどお伝えしました。
ですが、表記のされ方として基本的に3本の線によって成り立っています。
そして、この3本の線ですが、上・中・下と分かれており、上下の線は標準偏差と呼ばれています。
また、中の線は○期間の移動平均線(ミドルライン)になっています。
※ 水色線→±1.0σ
※ 緑色線→±2.0σ
※ 赤色線→±3.0σ
上記参考図では、標準偏差値を±1.0、2.0、3.0と3本(上下を合わせると6本・真ん中の線はミドルライン)表示させて為替相場の動きを監視しているところです。
ボリンジャーバンドの見方
ボリンジャーバンドの見方を解説しますね。
上の参考図内を参考に、見方を学びましょう。
参考図内では、上下のラインが収縮(あるいは横ばい)傾向で真ん中のミドルラインも横ばい傾向の場合には、為替相場にあまり大きな動きが無い=持ち合い相場という事になります。
ですので、為替の相場が持ち合い状態で推移している場合には、ボリンジャーバンドの±2.0σ近辺での為替レートが反転する可能性があります。
という事は、為替レートの動きとは反対方向へポジションを持ち、ミドルラインまたは反対側の±1.0σ、±2.0σ近辺での決済が有効的なトレード手法です。
ちなみに、現在動いている為替レートの反転を見越し、反対方向へ新規ポジションを持つ事をFXトレード専門用語では「逆張り」と呼んでいます。
まあ、為替レートが動く方向とは逆方向へエントリーする(張る)訳なので、「逆張り」という名称も納得ですよね。
そして、先程の例とは逆に考えてみましょう。
現在のボリンジャーバンドの上下ラインが拡大傾向にあり、さらにミドルラインも上向きまたは下向きの場合には、為替相場にトレンドが発生している可能性が高くなります。
為替相場にトレンドが発生しているという事は、今後しばらくこのトレンド状態が続く可能性があるのです。
そこで、この場合のトレードですが、まずはボリンジャーバンドの「拡大方向」や「ミドルラインの向き」を確認します。
次に、ローソク足もミドルラインの向きの上または下で動いている時、例えばミドルラインが上向きの時にはローソク足はミドルラインの上、ミドルラインが下向きの時にはローソク足はミドルラインの下の場合はミドルラインの方向へエントリーする手法が有効になります。
つまり、現在のボリンジャーバンドが拡大傾向の場合には、持ち合い相場とは違いミドルラインの方向へエントリーする方法が有効になります。
ちなみに、先程の「逆張り」とは違い、現在動いている為替方向へ新規ポジションを持つ事は、FXトレード専門用語では「順張り」と呼んでいます。
まとめ
ボリンジャーバンドとは、移動平均線と標準偏差で構成されていて、移動平均を表している線とその上下に値動きの幅を示す線を加えた指標で、価格の大半が予測している変動範囲で表示されています。
このボリンジャーバンドは、次の7本の線で構成されています。
- +3σ(シグマ)
- +2σ
- +1σ
- 移動平均線
- -1σ
- -2σ
- -3σ
実際に表示されると、「±1」「±2」「±3」と3本の線となります。
この3本の線は、上・中・下と分かれており、上下の線は標準偏差と呼ばれています。
ボリンジャーバンドの特徴として、次の事が言えます。
- レンジ相場の場合、頻繁に売買シグナルが発生するが、1回あたりの収益は小さくなる。
- トレンドが発生した場合、終値バンドをブレイクすると大きなトレンドが発生するので1回あたりの収益は大きい。
見方は、次の通りです。
上下のラインが収縮(あるいは横ばい)傾向で真ん中のミドルラインも横ばい傾向の場合には、為替相場にあまり大きな動きが無い=持ち合い相場。
ボリンジャーバンドの上下ラインが拡大傾向にあり、さらにミドルラインも上向きまたは下向きの場合には、為替相場にトレンドが発生している可能性が高くなる。
ボリンジャーバンドが拡大傾向の場合には、持ち合い相場とは違いミドルラインの方向へエントリーする方法が有効。
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