フィボナッチとは?FXトレードの利益確定ポイントについて

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FXトレードでは利益確定が重要になります

FXトレードでは、上昇や下降トレンドが一旦収束してからの反転がどこまであるのかを予測するために、フィボナッチ指数が有効になります。

 

このフィボナッチで、「38.2%まで上昇する」、または「50%や61.8%まで上昇する」など、トレンドの反転がどこまで続くのか?について、数値で分かり易く把握する事が可能なのです。

 

ただ、言葉では分かっていても実例で説明しないと分からないという人もいるかも知れませんので、今回の記事ではフィボナッチ指数を使った利益確定(以下利確)ポイントについて説明します。

 

フィボナッチは結構使える局面がありますので、是非覚えておいて下さい。

マージンコールとロスカット!自分の資産を守る!FXでは重要です

フィボナッチとは?

フィボナッチって何だろう?

中には初めて聞くという人もいるのではないでしょうか。

 

フィボナッチとは、イタリアの数学者のレオナルド・フィボナッチが唱えた「フィボナッチ数列」のことを言います。

 

価格の「支持帯」と「抵抗帯」を予測するテクニカル分析の1つです。

 

FXは、トレンドが発生しても一直線に進む事はありません。

 

 

必ず上下しながら変動し、「押し目」と「戻し」を形成します。

この時に、フィボナッチを使う事で、押し目と戻しがどこで発生するのかを予測する事ができます。

 

 

基本的な事を知っておこう

FXでフィボナッチを使うためには、基本的な事を知らなくてはいけません。

 

多くの投資家が使っているのですが、フィボナッチがなぜ使われるのかを含めて、使い方を覚える事で確度の高いトレードを行う事ができますよ。

 

このフィボナッチは、比率の数式の考え方がベースです。

 

永遠と繰り返される数列をフィボナッチ数列というのですが、この数列がある事で成り立ちます。

 

「1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377…」

この数字の並びはフィボナッチ数列なのですが、この特徴として2つ法則があります。

 

1つ目は例えば、1+2=3、3+5=8というように、連続する2つの数字の合計が次の数になるという事です。

 

2つ目として、144÷233=0.618というように、数字を1つ後ろの数字で割ると0.618になるという事です。

 

また、2つ後ろで割ると0.382になったり、3つ後ろで割ると0.236になったりします。

 

この倍率のことを「フィボナッチ比率」または「黄金比率」と言います。

 

FXとどのような関係があるの?

これだけでは、どのような関係があるのかわかりませんよね。

 

多くの投資家が注目するのは、ほとんどの場合に同じような心理状態になるので、フィボナッチ比率が機能しやすくなります。

 

つまり、トレンドが発生した時に売買の注文が急増するという事です。

 

トレード界で使うフィボナッチ比率は、「23.6%」「38.2%」「50.0%」「61.8%」「76.4%」という事を覚えておきましょう。

 

FXにおけるフィボナッチでの利確ポイントとは?

それでは、早速参考チャートで説明します。

 

とは言っても、このチャートはフィボナッチ指数の説明の時にも使っていたものです。

まずは、仮想の条件で進めていきますが、例えば現在あなたはAUDJPY85.00円近辺の買いポジションを保有していたとします。

 

その後、為替レートが上昇しているので、現在は85.80円近辺まで上昇しているという事です。

 

ただ、参考チャート内の赤丸部分を見ていただくと分かりますが、フィボナッチ指数38.2%近辺で2回跳ね返されて少し下落しています。

 

ちなみに、ここで決済をすれば0.80円分の為替差益を得る事が出来ますので、1万ドル保有していれば8,000円の利益になります。

 

ですが、為替相場では何が起こるか分かりませんし、ローソク足の終値で一目均衡表の雲を上抜ければフィボナッチ指数38.2%を超えて上昇する可能性もゼロではないのです。

 

そこで、この段階での利確ポイントの算出についてですが、フィボナッチ指数38.2%の86.01円近辺で行う事が考えられます。

 

逆に再度下落する可能性を考えるとすると、フィボナッチ指数23.6%の下85.5円近辺あたりが候補として挙げられるのです。

 

また、再度下落する場合には、過去に3回ほど跳ね返されているフィボナッチ指数23.6%の85.55円近辺(参考チャート内黄丸部分)に一目均衡表の下限の雲もありますので、85.55円近辺にストップ注文を入れるのもありです。

 

そのため、ここでのトレード戦略としては、まずはフィボナッチ指数23.6%と一目均衡表の下限の雲がある85.50円近辺にストップ注文を入れる。

 

その後、為替レートの動きを見ながらローソク足の終値が、フィボナッチ指数38.2%や一目均衡表の雲の上限を突き抜けてきたら85.50円に入れたストップ注文を為替レートの動きに合わせて上げていく戦略が有効になります。

 

こうする事によって、今後為替レートが下落した場合には、85.50円で決済されますし、逆に為替レートが上昇した場合にはストップ注文に引っ掛かるまで利益を伸ばす事が可能になります。

 

まとめ

フィボナッチとは、価格の「支持帯」と「抵抗帯」を予測するテクニカル分析の1つです。

 

FXでは、トレンドが発生しても一直線に進む事はなく、必ず上下しながら変動し、「押し目」と「戻し」を形成します。

この時に、このフィボナッチを使う事で、「押し目」と「戻し」がどこで発生するのかを予測する事ができます。

 

知っておかなくてはいけない事は、トレンドが発生する前ではなく、発生した後に引くという事です。

 

慣れるまでは、トレンドが発生したらフィボナッチを引いてみて価格がどのように進むのか見ておきましょう。

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