消費者金融からの勧誘電話がしつこくて困る・・・。
家事や仕事、毎日の生活に追われたり、借金返済のために昼夜を問わず仕事をしたり・・・。
そんな忙しい生活の中では、1分1秒がとても大事ですよね。
そして、その貴重な時間を勧誘や営業の電話に奪われたら、イライラしますよね。
消費者金融からの勧誘電話に対しても、同じ気持ちを持たれた方は多いのではないでしょうか。
こんな勧誘電話への効果的な対処法、知りたくありませんか!?
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消費者金融からの勧誘電話がかかってくるのはなぜ?
毎日毎日勧誘電話がかかってきてしつこい・・・。
会社やお店などでは熾烈なお客さん獲得合戦が日々繰り広げられていますが、消費者金融も例外ではありません。
消費者金融でも、自社顧客の確保が急務になっています。
私たちが消費者金融を利用すると、私たち利用者の氏名といった個人情報はもちろん、借り入れや返済情報などの様々な情報が、消費者金融が持つデータベースに登録される事になります。
そして、この消費者金融のデータベースに登録されるという事は、消費者金融では顧客の毎月の利用状況を確認することができるばかりか、今後も優良な顧客となってくれそうな方に対しては、利用限度額の増額や、自社における他の金融商品の営業のため、勧誘の電話がかかってくることがあります。
勧誘電話がかかってくるのは、今後も優良顧客になってくれそうだからなのね。
もっとも、消費者金融における金融商品としてのキャッシングにおいては、貸し付けた金額の利息収入が自社の儲けになります。
そのため、自社の顧客に、より多額のキャッシングを利用してもらう事によって利息収入が増えますので、営業活動により借り入れ額を増やしてもらうことができれば、結果として自社利益の拡大につながっていきます。
そして、自社利益の拡大のためには、顧客への金融商品の勧誘電話が必須になってくるという訳なのです。
一概には言えませんが、消費者金融によっては営業電話のノルマが課せられている会社もありますので、しつこい電話での勧誘がされることは多々あります。
また強く勧められたり、言葉巧みに勧誘されたりしてなかなか断れず、結果不必要な契約をしてしまって後悔するといった事例が多くあります。
そうなんだ。勧誘電話がしつこすぎてつい断れないんだよ・・・。
このような消費者金融からの勧誘電話は、上に紹介したような事情により、かなり頻繁に掛かってくる場合があります。
そして、勧誘電話をかけてくるのは、一般に知られていないような小さな消費者金融だけではありません。
CMをしているような、一般に名前が知れている大手の消費者金融からの電話も多くあります。
そのため、あまりにしつこい勧誘電話の場合には、電話に出ることすら躊躇してしまう方がいるかもしれません。
そこで今回の記事では、消費者金融からの勧誘電話への今すぐできる効果的な対処方法について説明していきます。
勧誘電話の内容は?消費者金融の狙いとは?
勧誘電話ってどんな内容なの?
まず、消費者金融の勧誘電話の内容についてです。
一つ目は、キャッシングの利用についてです。
ご自身が利用しているキャッシングの利用金額が利用限度額よりも少ない場合には、キャッシングの増額や利用を促進するために勧誘電話がかかってくることがあります。
貸金業法が改正され、闇金融などから消費者を守るべくさまざまな規制が追加されたことから、消費者金融も、電話において顧客に対しダイレクトに「お金を借りて下さい」とはいわなくなりましたが、それでも遠回しに「是非お金をかりて下さい」という内容の電話をしてきます。
二つ目としては、現在利用しているキャッシングの限度額の増額です。
消費者金融からの勧誘電話の中では、この利用限度額の増額に関するものが一番多いようです。
もちろん、消費者金融から利用限度額の増額を依頼されても、その通りに増額をする必要はありませんし、増額をしなかったからといって現在の借り入れに影響が出るとか、将来借り入れる必要が生じた場合に借り入れられなくなるといったこともありません。
そのため、勧誘に応じて増額する必要はありませんので、増額をする必要が無い場合には断ってしまって問題ありませんし、きっぱりと断る必要があります。
増額を断ったからって、何か不利益になるわけじゃないんだ!
最後は、おまとめローンのようなローンの一本化に関するものや、新しい金融商品の勧誘についての電話です。
おまとめローンは、消費者金融があまり力を入れている金融商品ではありませんが、これを取り扱っている消費者金融自体は多くあります。
ただし、消費者金融のおまとめローンは、場合によっては総量規制の対象になる場合やならない場合もあります。
よって、顧客が総量規制の対象になり、かつ借入残残高が年収の1/3に達している場合には、勧誘電話が掛かってくることはありませんので、安心できます。
もっとも、顧客の借入残高が年収の1/3以上ある場合には、追加の借り入れもできなくなります。
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勧誘電話の効果的な断り方
勧誘電話をきっぱりと断りたいけど、どうやったらいいの?
次は、いよいよ効果的な勧誘電話の断り方についてお伝えします。
時として、うるさいくらいかなりの頻度で掛かってくる場合があるこの消費者金融からの勧誘電話ですが、この電話を最も効果的に止めさせる方法があります。
それは、勧誘電話が掛かってきたときに、
「今後は一切、このような勧誘・営業の電話をかけてこないでください」
ということを、はっきりと電話相手の消費者金融に伝えることです。
この言葉をはっきりと伝えることによって、大抵の消費者金融からの勧誘電話は止めることができます。
ちなみに、特定の電話番号を拒否することができる着信拒否もあります。
しかし、この着信拒否の場合には、登録した電話番号からの着信すべてを拒否してしまうことになります。
したがって、自己の借り入れ先からしつこい勧誘電話が掛かってきたからといってこれを着信拒否した場合には、延滞の連絡などの重要な案件での電話に対応ができなくなってしまう可能性があります。
この場合には、督促状が届いてしまったり、最悪の場合には自己の給料などへの差し押さえがされてしまうこともあります。
また、会社や家族などの周りの人に秘密でキャッシングをしている場合に、督促状や差押えによってキャッシングをしていることが明らかになってしまうこともあります。
これらのことから、着信拒否の方法はお勧め出来ません。
したがって、勧誘電話を止めさせるもっとも効果的な方法は、「今後は勧誘・営業電話をかけてこないでほしい」という強い意志を、自信を持って、はっきりと相手に伝えることです。
これを読むと、「なんだ、簡単な方法ではないか」と思われる方も多くいると思います。
しかし実際には、勧誘電話をかけてくる営業マンの営業トークが上手くつい乗せられてしまったり、また断ることが怖くて、ついついしっかりと断りの意志を表示できない人は多くいます。
営業マンのトークにのせられて、ついつい断れないんだよね。
ですが、この場合でも安心してください。
私たち消費者は、一般的に「貸金業法」と呼ばれる「貸金業の規制等に関する法律」によって守られています。
貸金業法の中に、顧客への過剰貸し付けを禁止する条文があります。
貸金業法第13条(返済能力の調査)には、次のように書かれています。
「貸金業者は、資金需要者である顧客又は保証人となろうとする者の資力又は信用、借入の状況、返済計画等について調査し、その者の返済能力を超えると認められる貸付の契約を締結してはならない。」
つまりこの法律は、金融業者は誰かれかまわず貸し付けをしていいわけではありません、ということを言っています。
金融業者である消費者金融が顧客に貸し付けをしようとする場合には、まずは顧客の資力を調査する義務があると言っています。
その調査をしっかりと行ったうえ、仮に追加の貸し付けを行ったとしても、顧客に返済能力があり、かつその返済契約に無理がなく、顧客が返済できることが十分な根拠を持って明らかといえる場合にしか、追加の貸し付けができないこととされているのです。
本条の規定は、いままでは努力義務でしたが、貸金業法の改正により、これに違反した消費者金融に対しては行政処分が課されることになりました。
この規制により、顧客または保証人への過剰な貸付契約は禁止されているため、現在及び将来において多重債務となり、返済の可能性がない方への勧誘電話は禁止されています。
ですので、安心して断りの意志を伝えてもらって大丈夫です。
わかったわ。きっぱり断ることが大切なのね!
まとめ
消費者金融からのしつこい勧誘電話をきっぱりとことわり、今後悩まされないための効果的な方法及びポイントは、
・「今後は一切、このような勧誘・営業の電話をかけてこないでください」ということをはっきりと伝える
・着信拒否の方法は望ましくなく、「勧誘電話を止めてほしい」と直接伝える方が効果的である
・勧誘電話を断ったとしても、現在の借り入れに影響が出たり、将来借り入れる必要が生じた場合に借り入れられなくなるといったことはない
・貸金業法では過剰な貸付行為は禁止されている
・営業トークに乗せられたり怖がったりすることなく、不要な場合には消費者金融にその旨をはっきりと伝える
ことです。
日常の忙しい中で勧誘電話に振り回され、迷惑だなーと感じたりイライラすることも多くありますが、ついきっぱりと断れず、結果として同じ電話が毎回かかってきたり、知らない会社からも勧誘電話が掛かってくるようになることも多くあります。
これらの場合であっても負けず、しっかりそしてはっきり、「電話はやめてほしい」と伝えることが、多重債務から身を守る鍵なのですね。
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