自分の借金総額を把握する事はとても重要です
キャッシングを利用する場合に、まずやることとしては毎月の利用計画を立てることです。
というのは、私も経験がありますが、キャッシングカードのカードがあると、お金が無くなってしまうとついついこれでお金を借りてしまえばいいやって考えてしまうんですよね。
気持ちが大きくなってしまって、
このくらいだったら大丈夫だろう
とか
まだ大丈夫だろう
となり、気が付いた時にはキャッシングから多額のお金を借りてしまっていたとか。
利用計画が無ければ、思いつくままにお金が無くなったらすぐに借りる、またお金が無くなったらすぐ借りるというように、あっという間に多重債務になって債務超過に陥ってしまう可能性が高いです。
つまり、キャッシングを計画なしにどんぶり勘定で利用していると、多重債務になる可能性が高くなりますので、現在の収入や支払い状況はもちろん、現在の借金総額がどのくらいあるのかをしっかりと把握していることも重要になってくるのです。
ただ、1社の金融機関から借りているのであれば、現在の借金総額を知る事は簡単ですが、これが複数の金融機関からお金を借りている場合には、「どの金融機関からどのくらいお金を借りているのか?」が、分からなくなっている事もあります。
さらに言えば、借入先がたくさんあり過ぎて、どの金融機関から借りているのか、すら分からなくなっている場合もあるのです。
そこで、今回の記事では、自分の借金総額を確認する方法について説明します。
借入先金融機関が分かっている場合
現在の借入先金融機関が分かっているのであれば、毎月金融機関から送られてくる請求書や領収書を確認する事で現在の借金総額が一目瞭然で分かります。
見ないと意味ないですよ!
見ることで初めて把握できるので。
ただ、請求書や領収書が無い、なくしてしまった、または送られてきていないという場合もありますが、そんな時は、どうしていますか?
そのような時には金融機関へ取引履歴の開示請求をすればよいのですが、取引履歴の開示請求って何?って方は以下のようなサイトもあるので、参考に。
https://www.yageta-law.jp/site_debt/FAQ/A800/A802.html
この取引履歴の開示請求ですが、金融機関側では開示請求があった場合にはこれを拒否する事は出来ませんので、基本的には取引履歴の開示請求を行い、取引履歴の元金残高を確認すればその金融機関における現在の借金総額が判明します。
この開示請求を現在取引している全ての金融機関へ行う事によって、現在の全ての金融機関での借金総額が分かりますので今後の利用計画を立てる事が可能になります。
現在の借金総額が分からないのに、今後の利用計画を立てる事は出来ませんので、この借金総額を知る事はとても重要になります。
ちなみに、ごくまれに取引履歴の開示請求を拒否する金融機関がありますので、そういった場合には日本貸金業協会や管轄の財務局、法律事務所へ相談して下さい。
借入先金融機関が分からない場合
現在の借入先金融機関が分からない場合どうすればよいかというと、方法は1つです。
それは個人信用情報機関へ信用情報の開示請求を行う事です。
個人信用情報機関は国内に3つの機関が存在し、CIC(指定信用情報機関)、JICC(日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)という名前です。
ちょっと注意ですが、個人信用情報機関は誰でもなれるわけではなくて、政府から指定を受けないとなれませんので、同じような名前を使った詐欺に引っかからないようにしましょう。
請求には、まず3つある個人信用情報機関(CIC,JICC,KSC)全てに対して請求を行う必要があります。
理由は、金融機関によって加盟している個人信用情報機関が異なっているからです。
信用情報開示請求に必要なものは、登録情報開示申込書、発行手数料、本人確認書類(身分証明書)の3点で、インターネットで開示請求を行う場合、登録情報開示申込書は必要ありません。
登録情報開示申込書は、個人信用情報機関のホームページからダウンロードすることができて、手数料はクレジットカード、定額小為替証書で支払いができますが、インターネットからの請求はクレジットカードのみ扱っています。
ちなみに、この信用情報の開示請求は、請求を行ってから1週間~10日ほどで開示報告書が自分の元へ届きますので、開示報告書の中身を確認して現在その金融機関にどれだけの借金が残っているのか?を確認して下さい。
こんなものが送られてきます。
画像引用元:http://www.cic.co.jp/mydata/report/documents/kaijimikata.pdf
先程も説明しましたが、現在の借金総額が分かっていないと、今後キャッシングを利用する上で重要な利用計画を立てる事が出来ません。
まとめ
・返済計画はしっかりと立てましょう
・自分の総借入金額を把握しましょう
・わからないときは個人信用情報機関に申請しましょう
自分の状況を把握するのにいちいち請求するのは面倒なので、ちゃんと日々の情報を整理しておいた方がいいですね。
最近はスマホでもいろいろできますし。
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