運転免許証番号は重要になります
キャッシング審査では、本人からの申込なのか?また、申込者本人が実在しているのか?などについて確認するために、金融機関から本人確認書類の提出が求められることになります。
そのため、私たちがキャッシングを利用する際は、あらかじめこの本人確認書類を用意しておき、審査の際に申込書と一緒に提出または送信する必要があります。
キャッシング審査における本人確認書類は、運転免許証や健康保険証などいくつか使用できる種類がありますが、これらの中で本人確認書類として一番信頼度が高いものは運転免許証となります。
皆さんの中には運転免許証を持っていないという方もいるとは思いますが、普段車に乗らない方でも運転免許証だけは持っているという方が多いのが現在の日本になります。
そのため、現在、キャッシング審査における本人確認書類として一番多く提出されるものは運転免許証なのではないかと思われます。
そして、ここからが重要になるのですが、運転免許証には氏名や住所、免許取得年月日の他にキャッシング審査において重要になる、とある数字が記載されているのです。
この数字が今回の記事で説明する運転免許証番号になります。
確かに車には乗らないけど、運転免許証だけはもってるなぁ。
では、運転免許証番号の意味は御存知ですか?
そんなの考えたこともなかったなぁ…
それでは、今回は何故この運転免許証番号がキャッシング審査において重要な役割を持っているのか?について説明していきますね。
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運転免許証番号の意味について
運転免許証番号は
308812345610
というように、12桁からなる数字によって表示されていますよね?そして、この運転免許証番号の数字には各数字ごとに意味があるのです。
ここからは、その運転免許証番号の意味について説明していきます。
■最初の2桁
最初の30という番号ですが、これは各都道府県の公安委員会の専用コードを表しています。
この番号には最初に運転免許証が交付された公安委員会のコードが記載されているのです。
ちなみに、各都道府県の公安委員会のコード番号は下記の通りです。
北海道地区 北海道10、函館11、旭川12、釧路13、北見14
東北地区 青森20、岩手21、宮城22、秋田23、山形24、福島25
関東地区 東京30、茨城40、栃木41、群馬42、埼玉43、千葉44、神奈川45
甲信越地区 新潟46、山梨47、長野48、静岡49
北陸・中部地区 富山50、石川51、福井52、岐阜53、愛知54、三重55
関西地区 滋賀60、京都61、大阪62、兵庫63、奈良64、和歌山65
中国地区 鳥取70、島根71、岡山72、広島73、山口74
四国地区 徳島80、香川81、愛媛82、高知83
九州・沖縄地区 福岡90、佐賀91、長崎92、熊本93、大分94、宮崎95、鹿児島96、沖縄97
つまり、先程の30は東京で交付された免許証という事になります。
■3桁目と4桁目
運転免許証番号の3桁目と4桁目についてですが、これは初めて運転免許証を取得した西暦の下2桁を表しています。
例えば、1980年に取得した場合には80の番号が付くことになります。
ちなみに、先程の88の場合には、1988年に運転免許証を取得したことが分かります。
■5桁目~10桁目
5桁目から10桁目までの番号ですが、これは各都道府県の公安委員会が管理を行うための番号になっており、この番号は各都道府県で重複しないような組み合わせになっています。
■11桁目
11桁目の番号ですが、これはチェックデジットと呼ばれる、番号入力の際の数列の誤りを検出するための番号となっています。
■最後の1桁
運転免許証番号における最後の1桁の番号ですが、これは免許証の再発行回数による番号となっています。
再発行回数0回の場合には0、1回の場合には1というように、再発行の回数によって表示される数字が上がっていく事になります。
ちなみに、再発行が10回になると番号は0ではなく1となりますが、再発行が10回にも及ぶ方はほとんどいないと思われます。
基本的に運転免許証番号は変わらない
先程の運転免許証番号の説明でも分かるように、免許証の再発行回数が記載されている最後の1桁以外は、運転免許証を取得した当時の番号が変わる事はありません。
そして、キャッシング審査で本人確認書類に運転免許証を提出した際は、個人信用情報機関の信用情報に運転免許証番号が登録される事になるのです。
免許証番号を登録することで何がわかるのか…
番号のことはわかったけど、それが審査と何の関係があるの?
気が付くのが早い人はもうすでにお分かりかもしれませんが、過去に金融事故を起こしている場合、登録した運転免許証番号をキーにして申込者が金融事故を起こしたことのある人物なのか判定する事ができるのです。
先ほども申し上げたように、運転免許証番号は変更することのない固有の番号になります。
つまり、金融機関としては申込者が過去に金融事故を起こしているか否かを調査するために、この運転免許証番号で照会を行うことが一番確実かつ手っ取り早い方法となるのです。
最後の1桁だけは再発行番号となるため、再発行回数によって変更となっている可能性はありますが、最初の1桁から11桁目までは変更されることはありませんので、最後の1桁が異なるからといって、番号一致による事故情報の判明に影響を与える事はありません。
まとめ
・運転免許証番号の最初の2桁は都道府県コード
・3桁目、4桁目は取得した西暦の下2桁
・5桁目~10桁目は管理番号
・11桁目は誤入力防止のチェックデジット
・12桁目は再発行番号
運転免許証さえあれば本人確認も楽にできますが、再発行番号以外変化することがありませんので、事故情報はすぐに各金融機関にバレてしまいます。
そのような事で困らないためにも、キャッシングを利用する際には日頃から計画的に行いましょう!
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