キャッシングでは「収入証明書」を求められる場合があります。
ご存知ですか?
収入証明書?提出するように言われたことはないけど…
何なのかしら?
それでは今回は収入証明書について勉強しましょう!
キャッシング審査を受ける際、収入証明書の提出を求められることがあります。
今回の記事では、キャッシング利用時に必要になってくる収入証明書について説明していきます。
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なぜ収入証明書が必要なのか
キャッシングとは金融機関からお金を借りる事になりますので、融機関としては、顧客から毎月延滞なく支払いを行ってもらう必要があります。
そのため、キャッシング審査では申込者の属性情報や信用情報を元にして、今後、キャッシング利用における支払いを滞りなく行ってくれる人物であるかどうかを調査する事になります。
つまり、キャッシング審査では申込者が申告した年収や勤続年数など、今後の支払いに影響を与えるような情報が非常に重要になってきます。
しかし、この申告はあくまでも申込者の自己申告になりますよね?
自己申告という事は、申告した年収通りの金額を申込者が受け取っているのか、金融機関側は把握する事ができません。
とは言っても、申込者が希望する融資額が低ければ債務不履行に陥ってしまう可能性はそれほど高くないと思われますので、申込者の申告額を基にして審査を進めることが多いでしょう。
ですが、希望する融資額が多くなれば多くなるほど、債務不履行になってしまうリスクが高くなっていきますよね。
そのような場合、申込者の自己申告だけでは本当に債務不履行に陥らない人物であると金融機関側も信用しきれないのです。
そのため、融資額が一定金額以上になると金融機関では申込者に対して収入証明書の提出を求めることになります。
しかし、そもそもこの収入証明書とは一体どのような書類のことをを指しているのか、また、一定額以上とはどれくらいの融資額のことを指すのかについて説明していきましょう。
収入証明書とは?
収入証明書とは、その名の通り本人の収入を証明するもののことを指します。
キャッシング審査では基本的に年収は自己申告です。
但し前述のとおり、ある一定額額以上の借入を申し込む場合、申込者の自己申告では信用力に欠けると判断される可能性があります。
キャッシングで一定以上の金額を借りたい場合には、収入証明書の提出が必要になりますので、キャッシング審査をスムーズに進めるためにも、この収入証明書は申込前に用意する必要があるのです。
収入証明書の一覧
ここからは、キャッシング審査で提出可能な収入証明書の一覧を記載致します。
ただ、金融機関によっては提出可能な収入証明書が限定されている場合がありますので、どの収入証明書の提出が可能なのかは申し込む金融機関へご確認ください。
源泉徴収票
勤務先から配布される源泉徴収票のことです。
給与明細書
大抵の金融機関では、給与明細書は直近2ヶ月分が必要になります。
しかし、地方税(住民税)の記載がある場合は直近1ヶ月のみの提出でも問題ない場合もあります。
また、賞与明細書(1年以内のもの)があれば、そちらも提出する必要があります。
確定申告書
税務署受付印または税理士印があるもの、または電子申告の受付日時、受付番号の記載があるものに限られます。
青色申告決算書
こちらも確定申告書と同様、税務署受付印または税理士印があるもの、または電子申告の受付日時、受付番号の記載があるものに限られます。
収支内訳書
こちらも確定申告書や青色申告決算書と同様、税務署受付印または税理士印があるもの、または電子申告の受付日時、受付番号の記載があるものに限られます。
住民税決定通知書、納税通知書
毎年6月頃に勤務先を通じて届く居住区にある市区町村発行の特別徴収税額の決定・変更通知書などのことです。
支払調書
報酬や料金、契約金及び賞金の支払調書のことです。
所得証明書
市区町村役場にて発行される所得証明書のことです。
年金証書、年金通知書
年金以外に主となる定期的な収入がある方に限られます。
また、主な収入が年金のみの方はキャッシング審査への申し込みができない金融機関がありますので注意が必要です。
収入証明書の提出が求められる一定額とは?
貸金業法により、一定額以上の融資を行う場合には金融機関へ収入証明書の提出が必要になります。
この一定額とは
申込金融機関の利用限度額が50万円を超える場合
申込金融機関の利用限度額と他の貸金業者からの借入の合計額が100万円を超える場合
既にご提出済みの収入証明書が3年以上経過している場合
のことを指します。
つまり、限度額50万円を超えるキャッシングの申込を行う場合は、収入証明書の提出が必要になる、ということです。
また、今回利用しようとしている金融機関から30万円のキャッシング申込を行う場合であっても、他の金融機関からの借入が70万円を超えている場合は収入証明書の提出が必要になります。
複数の金融機関でキャッシングを利用する場合は、自分が合計いくら借りているのか把握しておくことをおススメします。
まとめ
今回はキャッシングを利用する際に収入証明書が必要になる場合があること、所得証明書として使用できるもの、求められる条件についてご説明しました。
・一定額以上の融資を希望する場合、所得証明書が必要
・一定額とは、利用限度額が50万円を超える場合や、申込金融機関と他の貸金業者からの借入の合計額が100万円を超える場合
上記が所得証明書を求められる条件となりますが、使用できる書類は金融機関によって異なる場合がありますので、念のため確認するようにしてください。
今回の記事が、スムーズに審査申し込みができる手助けになれればと思います。
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