人は誰しも物欲をお持ちでしょう。
しかし私の友人の一人に「あれも欲しい!これも欲しい!とまらない物欲!」といった感じで、人並み以上に物欲の強い女性がいました。
食欲・性欲・睡眠欲が人間の三大欲求と言いますが、彼女の場合、物欲・物欲・物欲ですね。
過言だと思いますか?いいえ、そんな事ないです。
彼女の物はの底知れずさは本当に否めません。
物欲の化身じゃないのか?と思うくらいに、いくら買い物をしても飽きませんでしたから。
しかし彼女は、その驚異的な物欲さが所に人生の転落を経験しました。
今回の記事では物欲モンスターレベルの買い物バカであった友人が経験した借金体験記についてお話していきます。
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買い物バカになった理由
祖父からの溺愛を受け続けた幼少期
冒頭でも述べましたが、
彼女は底知れぬ物欲の持ち主です。
趣味は買い物で、転落前には服やバッグ、アクセサリー、コスメ用品をいつも爆買いしていましたよ。
彼女は過去の自分が買い物バカだったということを自認し、自称までしていますが、そんな買い物バカが爆誕したのは、幼少期から祖父に溺愛されていたことが影響しているのではないかと語っています。
彼女は、兄二人を持つ三人兄妹の末っ子で一人娘。
兄弟構造の中で、祖父から一番愛情を受けやすい典型的な対象ですね。
実際に、幼少期のころから祖父にはたくさん甘やかしてもらったらしく、空飛ぶじゅうたんや魔法の指輪など現実的に存在しないもの以外、ほしいものはほぼ手に入ったとのことでした。
彼女の祖父は俗に言う、孫バカらしいです。
週末はいつもお買い物に行き、おもちゃにお人形さんにお洋服、本当にたくさんの者を買ってもらい物欲は常に満たされていたと言っていました。
確かにこのような環境で育ったということを聞くと、彼女が物欲の化身となったことに理解が深まりますね。
愛する祖父の他界
しかし、彼女が大学生のころになると祖父は他界。
祖父は、最後まで彼女を溺愛し続けました。
祖父とともに過ごした年月、素敵な思い出、そして肥大化した物欲。
それらは血肉となって、彼女の中で生き続けました。
自分の物欲を満たしてくれていた祖父がいなくなり、彼女はその欲を自己処理せざるを得なくなっためアルバイトに明け暮れることとなります。
温室育ちの彼女が、労働に明け暮れるなんて相当なストレスであったそうですが、欲しい物は欲しいしそのためにはお金が必要。
死後地中は常に労働最悪!
と思いながら働いていたそうです。
そのような日々を過ごしながらも、あっという間に社会人になりました。
会社の給料は月給制、つまりは決められた給料の中でしか自分の欲を満たすごとができず、フラストレーションは募るばかり。
そんな中で出会ったのがリボです。
終わりが見えない返済地獄
自覚のない借金
彼女は買い物人生をリボともに息していました。
彼女自身も月々定額でお金を支払っているからと、借金をしていることに対する自覚が足りていなかったようです。
バイトをしたことや仕事をはじめたことにより社会経験を積んだおかげか、多少の思慮分別はついたようで目に見える上での生活には支障をきたさないようには考えていました。
しかし、そうは考えつつもリボで借金をしているという認識が甘かったのは否めず、限度額にはあっという間に到達してしまいます。
彼女は、そこで初めて目が覚めました。
終わらない返済
遅かったです。目が覚めるのが遅かったです。
彼女が月々払っていたお金は、ほぼ利息額で借金は山積みになっていました。
驚愕と絶望のあまり思考停止をした日が数日続いたとのことです。
お金を借りて買い物するわけですから、本来の買い物代と利息分で、普通に買い物するよりかもはるかに多い額を払うことになっていましたが、その現実に目を向け、彼女は自分の愚純さに呆れたそうです。
しかし、呆れ自己否定をしていても現状は解決されません。
彼女は改心し、借金を完済するまでは簡素な生活を続けました。
とても長い年月だったそうです。
趣味の買い物もできず、毎日頭は返済のことばかり。
精神的にもかなり追いやられたそうですが、彼女はこの経験で身をもって自分の買い物バカさを痛感し、欲の暴走を自制することができるようになりました。
まとめ
- 身の丈以上にお金を使うことは危険
- 自分の借金状況をきちんと把握する
- 借金をするなら、借金をしているという自覚をきちんと持つべき
- 利息の返済と借金の返済は別
人生一度きりなので、自分のやりたいことには正直に、欲には従順に生きたいものです。
しかし、欲に対しての自制心を失ってしまうことは怖いですよね。
後先の考えない行動は良くないです、借金では特にです。
一時的な幸福感を得た後に落ちた地獄はきっと深く、軌道修正は中々難しいものだと思いますよ。
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