皆さんの中には、消費者金融を利用したことがあるという人もいるのではないでしょうか。
審査も時間がかからないから便利だね!
そうそう!
大手消費者金融なら、最短30分で審査の結果が出るって!
急に現金が必要になった時に、最短30分で現金が借りられるなんてとっても便利ですよね!。
でも、1つの消費者金融会社でいくらでも貸してくれるの??
実は借りられる額には幅があって、消費者金融1社で数百万円貸してくれることもあれば、数十万円しか借りられないこともあります。
では、1社で必要な分を貸してくれなければどうすれば良いのでしょうか?
そんなときには、複数社から借りる必要が出てくるのです。
そこで、今回は複数の消費者金融から借り入れる場合の注意点について、総量規制のことも含めて説明していきたいと思います。
キャッシングの総量規制で知っておきたい事とは!?総量規制を検証!
複数の消費者金融からの借入について
そもそも、消費者金融からはいくら借り入れることができるのでしょうか?
1社で必要な分を貸してくれたら何も問題ないよね!
日本の大手の消費者金融会社の場合、なんと最高利用限度額は約500万円に設定されています。
そうか!
じゃあ、1社から借り入れできれば十分だね!
「利用限度額500万円」、この数字だけを見れば消費者金融での借入は確かに、1社のみで十分賄えるように思いますよね?
ただ、消費者金融のキャッシングを利用するためには、最初から最大の難関があります。
それは、審査に通ることです!!
審査に落ちればキャッシングは利用する事が出来ません。
でも、審査に通りさえすれば、500万円すぐに借りられるんだよね?
残念ながら、違うのよ・・・
審査に通っても、普通は利用限度額が500万円にならないよ。
そうなんです!
審査に通過したとしても、最初から利用限度額が500万円になるという事はまずありません。
えー!
じゃあ、利用限度額が低くて、足りなかったらどうすればいいの??
そういうときには、2社目、3社目と借入先を増やしながら借入金額を増やしていく事になりますが、事はそう簡単にはいかない可能性があるのです。
消費者金融には総量規制があります
当サイトで何度か説明してきましたが、消費者金融は貸金業法によって規制されています。
なので、消費者金融からの借入には常に総量規制を意識する必要があります。
貸金業法って何だっけ・・・・?
「貸金業法」とは、消費者や事業者などに貸付けを行う貸金業者に関する規制などを定めた法律です。
色々と改正されてきたけど、2010年6月に完全施行されたよ。
この法律で定められていることで、必ず押さえておくべきポイントは以下の2点です。
総量規制=借入金額は年収の3分の1が限度
過度な借入れから消費者のを守るために、年収の3分の1を超える貸付けが原則禁止されています。
これを総量規制といいます。
この限度額は、消費者金融1社の借入金額ではなく、消費者金融や信販系金融会社など、貸金業法によって規制されている金融会社からの借入合計金額になります。
じゃあ、自分が合計でいくら借り入れしているか、しっかり確認しておかないとダメだね。
借入金額によっては収入証明書の提出が必要
消費者金融などからの借入金額によっては、収入証明書の提出が必要となります。
どんな時に提出が必要になるの?
それは、
①1社から50万円を超えて借りるとき
②借入額の合計が100万円を超えるとき
の二つだよ。
「1社から50万円を超えて借りる時」と「借入額の合計が100万円を超える時」には収入証明書が必要だということを覚えてきましょう。
ちなみに、収入証明書となるものには、以下のものがあります。
・源泉徴収票 ・給与明細書(直近2ヶ月分) ・確定申告書 ・納税通知書 ・課税証明書 ・所得証明書 ・住民税決定通知書 ・年金証書 ・年金通知書 |
これが銀行カードローンの場合には、総量規制の対象外になっていますので、収入証明書の提出も200~300万円までは不要という会社もあります。
ただし最近では、過剰融資が問題になってきており、収入証明書の提出条件が厳しくなっているようです。
カードローンであっても、収入証明書の提出が必要となる可能性が高いので、事前にしっかりと確認して準備しておきましょう。
クレジットカードが作りやすい人?作りにくい人? 意外と知らない条件とは?
複数の消費者金融からのキャッシング
申込者の属性や信用情報、さらには年収などによっては、必要とする額を1社から借入できない可能性もあります。
場合によって、借入が20~30万円程度になるかもしれません。
20万円じゃ、全然足りない・・・
そんな時は、2社目の消費者金融を探すことになります。
ただし、ちょっと待ってください。
2社目を探す前に、1社目の消費者金融に増額申請をした方が良いよ!
消費者金融のキャッシング審査では複数の借入れ先があると審査で不利になる可能性があります。
なので、あまり複数の消費者金融からの借入は得策とは言えません。
このような場合には、1社目の消費者金融へ限度額の増額申請を行った方が良いです。
それでも、増額申請が通らなかったら2社目を探し始めましょう。
増額申請をしていても、審査がありますので中々思うような借入が出来ないこともあります。
この増額審査に落ちてしまった場合は、2社目を探した方が良いかも知れません。
増額審査に落ちてしまったし、2社目を探そうかな・・・
そうなったら仕方ないね。
但し、今の利用状況や総量規制の範囲内かしっかり確認してね!
この確認がとても大切です。
返せない金額を借りても後で自分が困るだけです。
2社目に申し込む際には、1社目の利用状況はもちろん総量規制の範囲内なのかも確認してから申し込んだ方が良いでしょう。
申し込む前にいろいろとチェックしておかないと、その申込自体が無駄になってしまう可能性がありますので注意が必要です。
まとめ
・消費者金融の最高利用限度額は約500万円に設定されている。
しかし、最初からそんなに多く借りられることはまずない。
・利用限度額が低くて、必要な分借り慣れない場合は、複数社から借りる必要がある。
そんな時には、以下の2点に注意。
①総量規制=借入額は年収の3分の1が限度である
②「1社から50万円を超えて借りるとき」と「借入額の合計が100万円を超えるとき」には収入証明書が必要。
・2社目の消費者金融を探す前に1社目の消費者金融に増額申請をする方が良い。
・増額申請が通らなかった場合は、2社目を探す必要があるが、必ず今の利用状況や総量規制の範囲内か確認する
無理のない範囲での借り入れをするためにも、利用状況の把握はしっかりしておきましょう。
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