新しくクレジッドカードを作る時、気になるのが必ず記入するのが「年収」です。
年収がどのくらいあったら、カードの審査を通過できるのでしょうか?
今回は、年収とクレジットカードの審査の関係について解説します。
消費者金融系キャッシングの審査基準について!年収との関係は?
一般的に年収200万円
先に結論を言ってしまうと、一般的なクレジットカードは年収200万円が審査を通る基準です。
年収200万円あれば、貸したお金は返してくれるだろう、というのが、クレジットカード会社の考え方のようです。
年収は総支給額
年収は、手取りではありません。
銀行口座に振り込まれる額ではなく、総支給額のことを指します。
具体的には、税金、保険料などが差し引かれる前の金額のことです。
給料明細を見ると、支給額と手取りの違いがわかると思います。
正確な年収は、①給与所得者(パート・アルバイトを含む)は「源泉徴収票」②個人事業主・法人事業者は「確定申告書」で確認することができます。
200万円÷12ヶ月=16.66万円なので、1ヶ月の支給額が16万7千円を超えていたら、年収は200万円といえます。
実際に記入する時は、1万円の桁は記入せず、10万円単位で記入しましょう。
358万円だとしたら、360万円と記入するとよいでしょう。
年収が高ければ、審査に通るのかな。
そうとも限らないわ。起業したての個人事業主や法人を立ち上げたばかりの場合、安定した収入が入ってくるか、わからないから審査に通りにくいこともあるのよ。
個人事業主の方の場合、収入から経費を引いた金額を年収として記入しましょう。
実際の生活に使える金額を明記してください。
勤務年数1年未満の場合は…
勤務開始から一年未満で、一年間の収入がはっきりしない場合は、月の収入を12倍に計算して年収とみなします。
一ヶ月の給料が支給額25万円だとしたら、12をかけると年収300万円であることが分かります。
一度に数社にクレジットカードを申請すると、落ちる場合があります。
私は、商品の仕入れのために、クレジットカードが必要になり、2社同時に申請したことがあります。
年収は200万円より多いですし、継続して会社に勤務していましたが、2社のうち1社の審査は通りませんでした。
カード会社としては、いきなり複数枚のカードが必要になったのは、急にお金が必要になったと判断したのでしょう。
そうすると、
カードを発行しても、返済してもらえないのでは?
と考えるのが当然の流れです。
要するに、貸したお金をきちんと返してくれる人の審査は通しますよ、ということです。
だから、安定的に収入のある公務員や大手企業勤務だと、より審査が通りやすいです。
カード会社は、きちんと返済してくれる人に、クレジットカードを発行したいんだね。
年収200万円以下でも審査が通るカード
しかし、年収200万円未満なら、クレジットカードを持てないか?というと、そうではありません。
ACマスターカードという消費者金融系カードの場合には、審査の基準が一般的なクレジットカードと違い、キャッシングの審査という目線なので、年収が低くても審査が通る場合があります。
具体的には
- ブラックリストに載っていない
- 年収50万円以上
- 他社から借り入れがある場合、年収の1/3以下 などの条件があるようです。
年収0円でも審査に通る専業主婦・学生
では、全く収入のない専業主婦や学生の方が、クレジットカードを申請する場合はどうすればいいのでしょうか?
専業主婦の場合、イオンカードは年収0円で審査に通ります。
それは、夫の収入があるからです。
イオンカードは、主に食料品や日用品の買い物に使ってほしいカードですから、家族に返済能力がああればよい、と判断しています。
さらには、ライフカードのように学生専門のカードもあります。
学生がカードが持てるのは、将来社会人になってからも、末長くカードを利用してほしい、というカード会社の思いがあるからです。
もし、学生でアルバイトをしていて収入がある場合、アルバイトとして審査を受けるのではなく、学生として審査を受けたほうが、パスする確率は高まります。
職業欄を「学生」として申請するか、「アルバイト」として申請するか迷ったら、「学生」としておいたほうがいいでしょう。
専業主婦や学生でもクレジット・カードを持つことができるんだね。
また、収入が少ないからといって、実際の収入より多い金額を記入してはいけません。
カード会社は膨大なデータがあります。
勤務している会社の規模、業種、勤続年数、肩書をみれば、だいたいこのくらいの年収、という基準を持っています。
年収が嘘だとばれた場合はどうなるの?
審査は通らないわね。もし、審査が通った場合、強制的にカード解約になるわ。
クレジットカードは、信用問題です。
正直に申告しましょう。
まとめ
・一般カードは年収200万円が基準となっている。
・年収の記入欄には、手取り金額ではなく、源泉徴収前の支給額を記入する。
・年収が低くても審査に通るカードがある。
・年収が0円でも専業主婦や学生はカードを作ることができる。
・申告する年収は正直に書く。
クレジットカードの審査と年収の関係について、まとめました。
年収の多い・少ないより、安定した収入があり、毎回きちんと返済してくれそうな人が審査に通りやすいです。
年収を正直に記入して、カード会社と新しい信用を作っていきましょう。
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