借金と聞くと、嫌な気分になりますよね。
ローンとかリボと聞くとどうでしょうか?
最終的には同じ借金のようなものなのですが、言い方が違うと感覚や気持ちが違いますよね。
どのような形でお金を借りたにしろ、問題は返済が出来るかどうかです。
今回は、私が経験した失ってから気が付いたことを紹介します。
普通の生活から借金で苦労した人生
私は、何不自由なく普通に生活してきて普通に結婚して子供が出来て、いわゆる普通の生活をしてきました。
これからも何も苦労はなく、普通の生活をするだろうなと考えていました。
そんな私は、普通だと考えていたことが実は、大変な生活をしていたことに後から気づかされました。
私の経験を交えながらお話をしていきたいと思います。
私が借金を始めたのは、結婚する前からでした。
それは、クレジットカードを持ち始めた時です。
私自身働いているし、クレジットカードを持っていても支払いも問題なくできるし、「借金」という言葉さえも頭にはありませんでした。
徐々に生活が変化してきたのは、クレジットカードの限度額がいっぱいになったころからでした。
自分では、買うものの値段を見ていたつもりで毎月、支払いが出来るだけのものしか買っていないつもりでした。
ですが、実際はそうではなく、
これを買っても何とかなるか
と購入をしていていつの間にか限度額までになっていたのです。
その時の給料が約20万円、クレジットカードの支払いで25万円。
明らかに支払いできませんよね。
ですが、この時の私はまだ
何とか支払いが出来るし、生活も出来る
という感覚で、この大変さに気が付いていなかったのです。
何も気が付かずに、結婚し子供が生まれ生活費もかかるようになりました。
夫婦2人の給料でも毎月クレジットカードで支払いが出来なくなり、返済も滞ると次には現金が手元にないので消費者金融からお金を借りるようになりました。
旦那には、借金額は伝えていませんでしたし、何の根拠もなかったのですがすぐに返せるだろうからと隠していました。
どれかで困ってもどれかが助けてくれるから大丈夫
冷静に考えれば、クレジットカードの限度額になる前、なってからお金の大切さや使い方、生活の改善をしなくてはいけませんでした。
それが、危険性に気が付いていない私は、次の危険ステップまで進んでしまったのです。
消費者金融からお金を借りると、まずは滞っていたクレジットカードの返済をしました。
残りとクレジットカードが使えるようになると、必要な生活費に回したり、買い物をしたり、また元の生活に戻ったような感覚です。
次の月には、またクレジットカードと消費者金融からの返済で困ってしまったので、また別の消費者金融から借りて返済…この繰り返しです。
私はもう、いわゆる「自転車操業」と言われるものに陥っていたのです。
その時には貸してくれる場所があるからいいですが、それにも限界が訪れます。
こうして、借金に借金をし私の借金額は膨れて、普通の生活をしていたと思っていたのが実は借金地獄に陥っていたのです。
失って気が付く
借金が膨らんで、ついに返済方法が分からなくなると頭の中が返済の事ばかりになります。
どうやって返済しよう…
どうしようも無くなり、悩んだ末に旦那に話をする事にしました。
ここでも、「夫婦なんだから何とかしてくれる」という感覚でした。
旦那に話をすると、
こんなに借金があるなんて…何でこんな額になるんだ!
自分で作った借金だろ、自分でなんとかしろ
突き放され、今までの信用が無くなりました。
子供の事、家庭の事など何も自由には出来なくなりました。
借金が減るまで、生活を見直すためにも別居にもなりました。
借金をする事で、返済が出来ないと社会的な信用が失われ、家族からの信用も失われました。
こうして、失ったものが多い事に気が付かされたのです。
別に、そんなことを失ったからと言って、今は問題ないと思う人もいるかもしれません。
ですが、将来の事を考えると、必要な時に信用がない事で「何もできない」「したいことができない」などという後悔が出てくるので注意しなくてはいけません。
まとめ
私のように、「まだ大丈夫」「何とかなる」などと安易な考えをしている人もいるかもしれません。
確かに「何とかなる」こともあります。
ですが、どこかで生活を見直さなければ明るい人生だったはずが、暗い人生になってしまいます。
後から後悔して気が付く事もありますが、気が付いてから正しい行動をする事で人生を明るい方向へ持っていくことが出来ます。
必ずしも「借金」が良くないとはいいません。
「借金」をすることで、分かる事もあるからです。
できれば、手遅れになる前に行動するのがいいのですが、手遅れになったころに気が付く事もあります。
どのような状況であっても、今の借金額を把握して、今の状況ではいけないと気が付いたのであれば、今行動してみましょう。
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